top of page

レーザーマーカーで焼き海苔のデザインカット

レーザーによる海苔のデザインカットの問い合わせをいただいたので、久しぶりに海苔のカットをやってみました。



ただし、今回はレーザーカッターではなく、レーザーマーカーを使いました。

海苔のカットはベクトルデータのトレースによるカットはお勧めできません。理由は、切り抜いた不要な箇所の海苔の除去が大変だからです。 


なので、海苔のカットはスキャン加工による打ち抜きを行います。(不要箇所を全てレーザーで取り去ってしまう)


ちなみに、海苔を重ねて切ることは出来ません。重ねて切るには、レーザー出力を上げる必要があり、それによって過剰な熱が加わることで激しく炭化してしまい食べられないほど苦くなってしまいます。


このスキャン加工の速度ですが、プロッター型のレーザーカッターとガルバノスキャン方式のレーザーマーカーを比べると、大きな差が出ます。 例えば、おにぎりサイズの海苔にデザインカットを行うと、レーザーカッターでは10分以上、レーザーマーカーだと1-2分程度、と大きく差が出ます。(加工時間はデザインの面積に依存します。)


こちらは、2年前にレーザーカッターで海苔をカットした動画です。 レンズのヘッドが往復するため、高速なスキャンは出来ません。


こちらは、今回、レーザーマーカーでカットしたものです。レーザー光を反射するミラーを高速で動かすガルバノスキャン方式です。


同じレーザーソース(今回はCO2レーザー)を使用する場合、レーザーカッターは、レーザーマーカーに比べてレーザー集光の焦点距離が短いため、レーザー光のスポット径が小さく、微細な加工が出来るというメリットがありますが、かといって、単価の安い海苔に数十分の時間をかけて加工するのは、あまり現実的ではないかと思います。


デザインが細かすぎて、取り出すときに尾の部分が欠けてしまいましたが・・


今回、使用したレーザーマーカーはこちらです。

製品情報はこちら

https://www.laserworks.jp/lw-co2?lang=ja

bottom of page