
LW-RF Series
Precision Fiber Laser Marker
金属マーキングの“標準機”として選ばれる、業務用ファイバーレーザーマーカー
金属マーキングの王道。

金属に確実に刻む、スタンダードレーザー
ファイバーレーザーは金属マーキングの標準技術として最も広く使われています。
鉄・ステンレス・アルミなどの表面に鮮明な黒発色や白彫刻を安定して実現し、工業用途に求められる耐久性と視認性に優れたマーキングを行います。
ガルバノヘッドによる高速マーキング
LW-RFシリーズはガルバノスキャナを搭載し、QRコード・シリアル・ロゴを高速かつ安定してマーキングします。
大量生産ラインでもスピードを落とさず、加工効率を大きく向上させます。


50W・60Wで実現する、深彫り・硬質素材への刻印
一般的な工具や金属プレート、産業部品で求められる“消えない刻印”は通常のファイバーレーザーでも十分対応できます。
一方で、より硬い素材への刻印 や深さを必要とするエングレービング加工 の場合は、高出力モデル(50W / 60W)が真価を発揮します。高エネルギー密度により、金属表面を削り取る深彫り加工が可能になり、耐候性・恒久性が求められる刻印用途に適しています。
EM7 MOPAで実現する、ステンレスのカラーマーキング
ファイバーレーザーの中でも MOPA(EM7)モデルのみ、
パルス幅・周波数を細かく制御することで
ステンレス表面に酸化膜を形成し、
青・紫・金などの カラーマーキング が可能です。
※カラーマーキングは通常の黒/白マーキングと比べて
加工時間が極端に長く、一般的なマーキングの約10倍 の処理時間を要します。

ファイバーレーザー加工事例
コンシューマモデルとは異なる、
業務用フルサイズ・レーザーソース
当該シリーズのレーザーソースは、コンシューマ向け製品に搭載される 小型モジュールタイプ とは異なり、産業用途で一般的な フルサイズ筐体 を採用しています。
フルサイズ設計により、以下の点で高い信頼性を実現しています。
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大型アイソレーター による反射光への高い耐性
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余裕のある 放熱構造
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高出力時でも安定した パルス特性
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長時間連続使用における 温度上昇の抑制
これにより、連続運転や高負荷条件下でも ビーム品質・エネルギー安定性の低下を最小限に抑え、業務用途に適した高い耐久性を提供します。
用途に応じて選べる、3つのレーザーソース

LW-RF QB(Qスイッチ)
金属マーキングの標準モデル
鉄・ステンレス・アルミなどの金属マーキングに最も一般的な方式。高いコントラストと安定性があり、工業部品の印字に広く使われています。
コストパフォーマンスに優れ、初めての導入にも最適です。
レーザー出力:20W / 30W / 50W
LW-RF ELP(エコノミックMOPA)
一部の樹脂にも対応する柔軟なモデル
MOPAの利点を活かし、幅広い周波数帯域の特性によりQスイッチよりも広範なプラスチックにマーキングが可能。
金属主体ですが、樹脂マーキングも併用したい現場に向いています。出力スタビリティ高く、価格と性能のバランスに優れたお勧めモデルです。
レーザー出力:20W / 30W / 50W


LW-RF EM7(ハイエンドMOPA)
カラー刻印まで可能な最上位MOPAモデル
パルス幅制御が可能なハイスペックレーザーソース。熱影響を抑えた繊細なマーキングやステンレスのカラーマーキングが可能。金属・樹脂・特殊加工など、最も幅広い用途に対応します。
試作・研究開発・高品質を求める現場に適しています。
レーザー出力:20W / 30W / 60W
製品特徴・機能
SINO製ガルボ搭載。交換可能なモジュラー構造で長期運用に対応
世界的メーカー SINO社製の産業用ガルボスキャナ を標準搭載。高い走査精度と高速レスポンスにより、均一な描画品質と安定した加工性能を提供します。さらに一般的なコンシューマ向け一体型レーザーと異なり、ガルボユニットやレーザーモジュールが個別に交換可能な“モジュラー構造” を採用しています。
これにより:
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ガルボユニットの故障でもヘッド交換で即復旧
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ダウンタイムを最小限に抑え、長期的な安定稼働が可能
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現場で求められる “止まらない・すぐ直せる” を高いレベルで実現
という、業務用ならではの強力なメリットを備えています。


70〜300mm対応。用途に合わせて選べるマーキングエリア
LW-RFは7種類のFθレンズ(70×70/110×110/150×150/175×175/200×200/220×220/300×300mm)に対応。ワークサイズ・精細度・エネルギー密度に応じて最適なレンズを選ぶだけで、さまざまな金属マーキングに柔軟に対応できます。(※工場オプション)
・70mmレンズ使用時:極小ロゴや微細文字など、高精細マーキングに最適
・110〜175mmレンズ:プレート・工具・一般部品など、汎用用途向け
・200〜300mmレンズ:筐体やパネルなど、大型ワークへのマーキングに対応
3つの筐体タイプから選べる、運用スタイル最適化
セパレート型=生産ライン・設備組込向け/卓上型=研究・教育・小ロット向け/コンバーチブル型=据え 置き+ヘッド取り外し可で大型ワークにも対応。

セパレート型(Separate Type)
業務用途に最も選ばれる構成。
ガルバノヘッドと発振器を分離した構造により、設置自由度が高く、
生産ライン・作業台・ロボットアームとの組み合わせにも最適。
特長:
・発振器を離して設置できるため、省スペースに対応
・治具・ワークサイズに合わせて自由に設置レイアウトを構築
・設備組込や量産ラインへの搭載に最適
・熱源が分離されているため環境安定性が高い
卓上型( Desktop Type)
設置してすぐに使えるオールインワンの卓上モデル。
教育機関・研究・小規模生産・試作用途など、
“置くだけ運用” が求められる現場に最適です。
特長:
・ヘッド・コントローラが一体化した省スペース構造
・持ち運び・移動が容易
・研究室・事務所・工場の作業台にそのまま設置可能
・スモールワークに最適な安定構成
※対応レーザーソース:20W / 30W のみ
(50W以上は非対応)


コンバーチブル型(Convertible Type)
セパレート型をベースに、ハンドヘルド運用にも対応する拡張モデル**
コンバーチブル型は、セパレート型の構造をそのままベースにしながら、
必要なときだけ マーキングヘッドを取り外してハンドヘルド化できる拡張モデルです。
通常はセパレートとしての高精度・安定性を確保。
しかし、大型ワークや複雑形状の部材で「ヘッド下に置けない」状況では、
ヘッドを外して手持ちでマーキングできるため、加工可能範囲が大きく広がります。
設備用途を主体にしつつ、
“まれに手持ちも必要になる現場” に最もフィットする万能仕様です。
※セパレート型は、インターロック付きの簡易型安全カバーを装着できます。
※一体型は20W / 30W / 60W のみとなります。
LW-RF QB
ベーシックなQスイッチファイバーレーザーを搭載するレーザーマーカーです。主に金属マーキング用途にお使いいただけます。
●レーザー出力 :20W / 30W / 50W
●ボディタイプ :セパレート型・卓上型・コンバーチブル型
LW-RF ELP
JPT製のエコノミックMOPAレーザーを搭載するベーシックなファイバーレーザーマーカーです。Qスイッチ型よりも広い繰り返し周波数域(1-600kHz)を持つため、一部のプラスチックにもマーキング可能です。
●レーザー出力 :20W / 30W / 50W
●ボディタイプ :セパレート型・卓上型・コンバーチブル型
LW-RF EM7
JPT製のMOPAレーザー(繰り返し周波数1-4000kHz)を搭載した2Dファイバーレーザーマーカーです。パルス幅を可変できるため、金属はもとよりプラスチックマーキングの適用範囲が広がります。
●レーザー出力 :20W / 30W / 60W
●ボディタイプ :セパレート型・卓上型・コンバーチブル型






































