ファイバーレーザーで樹脂系材料を加工すると、材料が溶けて臭いや煙が出るのですが、それを効率よく排気するために、市販の透明アクリルBOXを使ってそれらを吸引するカバーを作りました。
ファイバーレーザーの波長が透明な素材に吸収されないという特徴を活かしたアイテムです。ファイバーレーザー専用ですので、UVレーザーやCO2レーザーには使用することが出来ません。UVレーザーやCO2レーザーの場合は、以前作ったバキュームBOXが有効です。レーザーマーカー用 バキュームBOX
このカバーは、ダクトを介して小型の集塵脱臭ユニットに接続して使います。
材料そのものは市販アクリルケースを使っています。
最初の試作ではアクリル板からパーツを切り出してグルーガンで箱を作ったのですが、手間と時間がかかるため、もっと手軽に安価に、ということで市販のアクリルボックスを使うことにしました。こちらは試作で作ったカバーです。
こちらが市販のアクリルケースを使ったものです。サイズが若干小さめですが綺麗ですし、標準的な110*110のマーキングサイズであれば問題ありません。印字エリア最大150mmまで使えます。
パイプフランジそのものは市販では売っていないため、取引先に特注で作ってもらいました。
パイプフランジ取付用の穴あけは、筐体が延長できるレーザーカッターMUSEを使いました。このサイズの材料に穴あけをするためには、レーザーカッターVLSでは高さ方向の寸法が足りないためです。
こちらの動画ではレーザーカッターMUSEによるアクリルの切り出しとバキュームカバーを使って加工している模様をご覧いただけます。
Σχόλια