ポータブルレーザーマーカー xTool F1はダイオードレーザーとIR(赤外線)レーザーの2つを搭載したデュアルレーザーです。 今回は、IR(赤外線)レーザーを使用してサージカルステンレスのリング=指輪に名前を刻印してみました。
リングはその名の通り、円筒形材料なので、リングの外周、内周、いずれの側に加工するにしても、オプションのロータリーアタッチメントが必要になります。
xToolシリーズのロータリーアタッチメントには、加工する材料の形状に合わせて、いくつかのアタッチメントを交換することができます。
ということで、今回はリング(指輪)保持用のスタッドを使用します。
リングをスタッドの内側にするか、外側にするかで刻印面を変えることが出来ます。
こちらは、リングの外側に刻印する場合。
こちらはリングの内側に刻印する場合です。
リングのサイズ(外径、あるいは内径)、幅を計測し、
それらの踏まえた加工データを作成します。
刻印サイズが小さいため、今回は30秒以下で加工が終わりました。
材料はサージカルステンレスです。リングの幅は3mm、文字高さは1.2mmで加工しました。
こちらは黒のリングです。同じく、サージカルステンレスです。
xTool F1は安価なホビー・DIY用ということでレーザーの周波数を変えることは出来ないので、業務用ファイバーレーザーのように明色マーキング、暗色マーキングなど、仕上がりの異なる刻印を使い分けることはできませんが、単に刻印できれば良いということでしたら、十分な仕上がりだと思います。
Comments