ファイバーレーザーで金属マーキングが容易なのは言うまでもないのですが、シンプルな2Dレーザーマーカーは、焦点距離を自分で合わせる必要があります。
また、焦点距離がズレると仕上がりに差が出ることも事実です。材料を水平に置くことが出来なければ焦点距離の差が加工品質に影響を与えます。
ということで、素材の大きさや形状にもよりますが、今回からは傾斜計で刻印面の水平を確認してからマーキングすることにしました。
こちらはデジタル傾斜計とプラスチックのくさびです。
これらを使用して刻印面の水平(レンズに対して平行)を出します。くさびは、材料が滑り落ちないよう、このように段がついているのが望ましいです。
あとは通常通り、焦点距離と加工位置を合わせるだけです。
サイズがサイズなので あっという間に加工が終わってしまいました。
今回は明るい色でマーキングしています。暗い色のマーキングもお手の物ですが、今回はカトラリーなので、しっかり明確にマーキングするよりも、さりげない感じで良いと思います。あまりハッキリ入れると印刷みたいで安っぽくなってしまいますから。
傾斜計とくさび、お勧めです。
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