UVレーザーマーカーでポリイミド樹脂を出力5ワットのUVレーザーマーカーで切断してみました。
ポリイミドと言えば いちばん身近にあるものとして、電子機器のFPC(フレキシブル基板)の基材などがあります。
レーザーマーカーはその名の通り、本来はマーキング用途で使用されますが、こういった薄いプラスチックの切断にも利用可能です。今回はカプトンテープ(デュポン製)を使用しました。
テープ(厚み公称値0.08mm)を切断したものです。
素材への吸収率が高いUVレーザーを使用しているため、CO2レーザーによる切断に比べると熱の影響が極微です。
カプトンテープを二つ折りにすると厚みが0.12mmになったので、同様に切断してみました。
切断自体は5ワットレーザーでも可能ですが、0.08mmの状態と比較すると、レーザーの照射回数が4倍になりました。
拡大すると、端部に少しですが炭化が生じています。が、これはポリイミドというよりは、テープに塗られた接着剤が炭化しているものと思われます。
それでもCO2レーザーでの切断に比べると、圧倒的に綺麗に切断出来ています。
切断時の模様は当社公式Youtubeチャンネルでご覧ください。
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