当社のラインナップでいちばんベーシックなファイバレーザーLW-EFでステンレス板にカラーマーキングをしてみました。カラーマーキングに限らず、マーキングをするためにはレーザー照射のパラメーターを設定する必要があります。
当社のレーザーマーカーの基本の設定パラメータは下記の4種類です。
レーザー出力
スキャン速度
周波数
スキャン密度(塗り込みマーキングの場合)
※上級機種(MOPAレーザー)になると、上記に加えて【波長】の可変が出来るようになりますので、今回のマーキングよりも はるかに鮮明なカラーマーキングを行うことが出来ます。
今回は、レーザー出力及びスキャン速度固定で周波数とスキャン密度のみの組み合わせによるマーキングです。
正方形のマトリクスを作って、それぞれの正方形は周波数と塗り込みの密度を変えています。それぞれの見た目は全て同じ黒ですが、周波数と密度の組み合わせが異なっています。
また、全く同じパラメーターでも焦点距離を変えると発色が異なります。
というように、パラメーターの組み合わせでマーキングの結果を変えることができますので、ファイバレーザーは奥が深いです。
ちなみに、カラーマーキングについては通常のマーキングに比べて時間を要します。一般的な白や黒色のマーキングの場合は高速で加工することが出来ます。
尚、当社のユーザー様におかれましては、今回使用したマーキングのパターンファイルをサポートページからダウンロードしていただけます。
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