文字やイラストと異なり、比較的難度の高い、ガラス板へ写真を彫刻してみました。写真をそのままレーザーで加工するとイメージがぼやけてしまいがちですが、写真データに特殊なフィルター処理を施すことによって、鮮明な写真彫刻を行うことが可能です。
こちらが元絵となるデータです。商用利用な海外の画像データ販売サイトから入手しています。(転用禁止)
CorelDrawを使って、フィルター処理を施した画像をインポートし、それらしく見えるようにテキストデータを追加しました。今回は記念楯というイメージで製作してみます。
ガラス板は、ガラス板の小売(切り売り)をしているサイトから購入しました。5mm厚の緑色で、端面は糸面処理を施してもらっています。サイズは250 x 180mmで作ってもらいました。
ガラスの場合、レーザーが当たると白く発色してくれるのですが、やはり背景を暗くしないと加工したデータが見えづらいので、あらかじめガラス板と同じサイズで、アクリルの黒で背景パネル用の板を作っておきます。
記念楯なので、加工したガラス板を立てるための脚をレーザーで作っておきました。見た目は、ガラス板ですが、こちらは5mmのガラス色のアクリルです。
加工している画像のサイズは、横幅150mmです。加工に、概ね、15分を要しました。動画は、途中部分をカットしています。
これが、加工直後のガラス板。白いテーブルの上に乗せているため、ほとんど画像がわかりません。
これに、黒色の背景パネルを重ねると、こうなります。
これが完成品です。 当たり前ですが、叩くと硬い音がします。
アクリルを使っても同様の商品を作ることが出来ますが、持ち上げてみると、ズシリとくる重量感がアクリルにはない高級感を醸し出します。
ちなみに、これを作る際、一度、テスト加工を行って、レーザーの出力調整や画像のフィルター加減を調整しています。
詳細は、レーザーワークスまで。
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