ガラスタイルへ彫刻

さて、今日はガラスタイルへのエッチングです。



しかし、厳密に言うとエッチングというほど深くは彫っていないので マーキングと言ったほうが良いかもしれません。



ガラスのエッチングは、通常はサンドブラスト等で彫刻することが多いです。 ただしサンドブラストでガラスを彫刻する場合、当然の如く彫ってはいけない部位をマスキングしてやらなければなりません。



このマスキングの作業が、とても手間がかかると言われます。 マスキング自体はカッティングプロッターを用いればよいのですが、 材料にマスキングを貼った後、彫りたい箇所のマスキングを取り去る必要があるからです。



また刃物によるカッティングプロッターなので、あまりに微細で複雑な形状だと マスキングがカッターの刃によって千切れてしまうこともあるようです。



なので、ガラスのエッチングの場合、レーザーでマスキングをカットすることにより より微細な模様を彫刻行うことが可能になるので、 サンドブラストとレーザーを組合わせて使われているところは多々あります。



しかし、レーザー単独でもある程度の加工は出来ます。



ガラスは、通常、硬くて収縮率が高いので 強い熱を加えるとレーザーが当たった箇所とそうでない箇所との温度差でクラックが入ったりします。



温度差を緩和するために、濡れたペーパーをガラスの表面に置いて加工されているところもあるようですが、厳密に言うとあまり効果はないようです。 (ユニバーサルレーザーシステムズのアプリケーション開発担当者談)



また、エッチングするためのガラスの材質としてソーダガラスは収縮率が大きいためあまり向いていません。レーザーで熱を加えると、その直後からパリパリと表面が割れて剥がれていきます。



適しているのは耐熱ガラスのような収縮率の低いガラスです。 かといって、高いレーザー出力で長時間、熱を加えると、表面がパリパリと剥がれてくることもあります。 なので、出力は高めでも、スピードは速めに設定します。 また、レンズについても、2.0インチレンズではなく、ビームスポット系の小さな1.5インチレンズやHPDFO(ハイパワー高密度レンズ)を使うほうが、よりシャープな出来栄えになります。

また、深さを求めるのではなく、柄の綺麗さを求めるのであれば、プリンタドライバのあるモードを使うことによって、磨りガラス状に綺麗に加工することができます。

今回は、ガラスタイルへの彫刻で、あまり深くは彫っていませんが 柄としては綺麗に出たほうだと思います。


完成品