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パワーストーンを使った木札・千社札

インターネットで検索すると、レーザーを使った木札・千社札といった類の商品は、いろいろなバリエーションが出回っているようです。


木札、千社札自体の歴史は発祥が数百年前と、非常に古いのですが、数年前から都市部を中心にレーザー彫刻製品が出回り、今では、わりとポピュラーな商品になってしまいました。


レーザー彫刻木札の材料で圧倒的に多いのは、やはり木材とアクリルですが、基本的にはデザインにバリエーションを設け、レーザーで彫刻し、そのまま販売するか、あるいは着色している物が圧倒的です。


そこで、今回は、少し手を加えてやると、こういったものが出来る、という一例です。


以前から、頭の中にアイディアはあったのですが、実務に追われ手付かずの状態でしたが、ようやく作ってみようという気になりました。


まず、今回はアクリルを使いました。ガラス色の5mm板から切り出します。もちろん木札でも大丈夫です。切断と同時に、半円(お椀型)の穴を彫り、札に文字を彫刻します。


横から見ると、このようになっています。 この穴を彫るためには、バーサレーザーのレリーフモードを使用します。


これが全体です。後から着色することを考慮し、クリア彫刻(透明感を維持)を施します。 


次に、アクリルとは別に、パワーストーンに梵字を彫刻します。 梵字は不動明王を表す【カーン】を彫刻しました。彫刻後、タミヤカラーのゴールドリーフで着色しました。 ちなみに、このパワーストーンが何なのかはわかりません。(品名のシールを失くしてしまいました。) パワーストーンのサイズは8mmです。


もう、お分かりでしょうが、札にパワーストーンを埋め込みました。文字部にも色入れを行い、紐を通して完成です。


完成品を見て、どうもに色合いが気に入らなかったので、別のパワーストーン(琥珀)をはめてみました。それがこちら。


なかなか良い感じになりました。横から見ると、このような感じです。


彫刻している文字は、【臨兵闘者皆陣烈在前】で、密教や修験道で使う、邪気退散・魔除けの九字と呼ばれる文字です。陰陽師という映画や某マンガに出てきたアレです。お守りの意味合いを込めて、この文字を選びました。 書体もそれらしく見えるように、隷書体を使いました。


裏側から見ると、このようか感じです。


琥珀を使って正解です。それっぽい高級感が出ました。


インターネットで検索をかけたところ、パワーストーンを紐に通して付けているだけの物はありましたが、パワーストーンを札に埋め込んでいるものは見当たりませんでした。


ということであれば、本デザイン(札にパワーストーンを埋め込む)はレーザーワークスのオリジナルアイディア(?)かもしれません。


当ブログをご覧になって、類似商品の製作・販売をされるのであれば、当社まで一言ご連絡ください。


ちなみに、当社のユーザー様はご自由に作っていただいて結構です。ただし、作り方にコツが要ります。データの作成テクニック(お椀彫り用)やクリア彫刻など、レーザーやソフトウェアの操作に関して、ある程度の慣れと理解が必要です。


ショールームに実物が置いてあります。ご興味の方は当社までお越しください。(但し、レーザーを勧められるかもしれません)


詳細はレーザーワークスまで。

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