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歪な形の指輪へレーザー刻印

以前、歪な形のシルバーの指輪へ刻印した際、上手に刻印できなかったので、今回はそのリベンジです。


レーザーマーカーで指輪の内側に刻印する場合、このように指輪の外側を専用のスタッドで固定する必要がありますが、


外形に捻じれがあるなど形状が歪な場合、スタッドで挟む際に、ロータリーの中心軸と指輪の中心軸が同軸にならないことがあります。 そうなると、ロータリーが回転した際に、刻印面に傾きが生じてしまい、焦点距離のズレが起きます。


その状態で刻印を行うと、このように刻印にムラが生じてしまいます。ご覧のように、絵柄や文字の部分が薄くなってしまっています。


この問題を何とかクリアしたいといろいろ考えた結果、指輪専用の治具を使うことを思いつきました。これは黒アクリル板を切り出したものです。


この治具に指輪を嵌めれば、外形の歪さは関係なくなります。 もちろん、指輪のサイズに合わせて、5-8号用、9-12号用、13-16号用など、サイズの異なる治具をいくつか作る必要はありますが、xTool F1でアクリルから簡単に切りだせますので問題ありません。


この治具に、グルーガンを使って指輪を固定します。 グルー箇所は、3-4ヵ所で問題ないです。グルーをあまりつけすぎないことがポイントです。つけすぎは、後で外す時に面倒です。 



グルーの量が少なければ、後で指輪を外す時も、簡単にポロっと取り外すことが出来ます。


これをロータリーにセットします。想定通り、ロータリー中心軸と指輪の軸のズレはなさそうです。


治具を使って刻印したものです。前回と違って、刻印のムラは解消されました。




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