紙素材へのレーザー刻印については過去にCO2レーザーで行っていますが、今回は UV レーザーを使って色画用紙に般若心経を刻印してみました。
刻印する般若心経ですが、単純にテキスト文字を打ち込んでもよかったのですが、今回は手書きの毛筆の画像データをインターネットで拾って Photoshop で補正して刻印します。
まずは拾ってきた般若心経のデータを Photoshop に読み込みます。
Photoshop の機能を活用して、レーザー刻印に最適な形に画質の補正を行います
補正を行わずにレーザーで刻印しても綺麗に仕上がることはありません。
主に解像度の補正とガンマ補正を行っています。
Photoshop で画質補正された画像をレーザーのソフトウェアに読み込みます。
後は紙質に合わせてパラメーターを調整し、レーザーで刻印するだけなのですが、レーザーマーカーは、元来、ベクトルデータを使用して加工するように出来ていますので、ビットマップ画像を刻印する場合はそれなりに調整と試行錯誤が必要になります。
今回も、何度か試行錯誤を繰り返して適正なパラメーターを探し出しました。
こちらが完成したものです。異なるパラメーターで2種類を作成しました。
サイズはクレジットカードサイズです。
材料にもよりますが、厚みが薄ければレーザーマーカーでも材料を切断することができます
ということで、今回は切り出しもレーザーで行いました。
上と下の違いは解像度の違いです。解像度が高い方が白っぽく見えます。
拡大するとよくわかるのですが、解像度の低い方は横スジが見えます。対して解像度の高い方は横スジがほとんど目立ちません。
もちろん出来上がりは解像度の高い方が綺麗なのですが、そのぶん仕上がりには時間を要します。
コストパフォーマンスを良くするのであれば解像度を低くすれば良いですし、品質重視であれば解像度を上げれば OK です 。
クレジットカードサイズなので、お守代わりに財布に入れておこうと思います。
使用機種 LW-UV RF-G 5Wモデル
製品ページ https://www.laserworks.jp/lw-uv
他にもポータブルレーザーマーカー、UVレーザーマーカー、CO2レーザーマーカーなどビジネス用モデルを各種取り揃えています。 お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせフォーム https://www.laserworks.jp/contactus
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