レーザーマーカーの本来の用途は、金属への刻印・マーキングですが、試しに薄板の切断にトライしました。
金属の切断に使われるレーザーは、通常、数百ワットからキロワットの高出力レーザーです。それに比べてレーザーマーカーは数十ワットなので、さすがに一回の照射でキレイに切るということは出来ません。今回使用したレーザーはファイバーレーザー30Wです。したがって照射を繰り返すことで切断を可能にします。
薄い金属板にレーザーを繰り返し照射すると材料が加熱され、薄い素材は熱によって歪みが生じます。(材料が曲がってしまいます。)
なので、熱が集中するような加工は行うのが困難です。例えば、小さな穴がたくさん並んでいる、といったような切断は不可となります。
ステンレス薄板 0.3mmの切断
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ステンレスよりもレーザーの反射率が高く、加工が難しいアルミの薄板(0.3mm)の切断にも挑戦しました。
アルミ薄板 0.3mmの切断
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小さなパーツで、どうしても金属の質感が欲しい、といった理由でプラモデルのパーツの切断くらいなら出来そうです。次回、プラモデルのパーツ作りに挑戦してみます。
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