最近はレーザーマーカーのお問い合わせが多く記事がレーザーマーカーに偏ってしまっていますが、先日、レーザーマーカーとの比較でレーザーカッターMUSEを動かしたので、その時の彫刻加工の模様です。
材料は、100円ショップで売っている竹製のプレート。キッチンプレートの類です。
加工する絵柄はShutterstockで入手したアステカカレンダー模様です。
微細加工の程度をはかり知るために、アステカカレンダー模様がレーザーの彫刻サンプルでよく使われます。
MUSEのワークエリアです。LED照明が装備されているので何かと便利です。
加工時の動画は記事の最期をご覧ください。
これが、彫刻直後です。
思った以上に、よく彫れていると思います。
MUSEはDC励起のガラス管レーザーなので、ラスタースキャン速度については、VLSシリーズの様なRF励起金属チューブを採用したレーザーには敵いません。この時の解像度は500 x 500dpi、スピード100% パワー100%で加工しました。絵柄の大きさは80x80mmで、加工時間は9分21秒となっています。RFメタルチューブに比べてガラス管レーザーは応答速度が遅いので仕方がないです。
それでも、彫刻のクオリティは合格点だと思います。
MUSEのスキャン解像度は、3段階です。左から250dpi、500dpi、1000dpiとなっています。その他のパラメーターは共通です。
250dpi 拡大
500dpi 拡大
1000dpi 拡大
RFメタルチューブを搭載したお高い高性能レーザーまでは必要ない、かといって、安価なパーツで構成された低価格が売りのレーザーよりは良いものが欲しい、という場合は、その中間に位置するレーザーカッターMUSE、お勧めです。
加工時の動画です。
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