最近、ファイバーレーザーの記事が続いたので、久しぶりにCO2レーザーマーカーで加工してみました。材料は、MDFと檜(ひのき)です。
彫刻する絵柄は、アステカカレンダー模様です。この画像はShutterstockでダウンロードしました。もちろん有料です。良いデザインコンテンツは、フリーではなかなか手に入りません。
RF励起メタルレーザーチューブを搭載したデモ機のCO2レーザーマーカーです。出力は30Wです。
レーザーヘッドの下に置いてあるパンチングメタルのボックスは、当社オリジナルのバキュームBOXです。ダクトを介して奥にある集塵脱臭ユニットに繋がれています。
ちなみに脱臭ユニットは外部へ排気していません。室内のミニ換気扇は回していますが、濾過性能が優れているので、室内排気で済ませています。
とくに準備することもないので、パラメーターを設定して加工を始めます。MDFの切り出しだけはレーザーカッターを使いました。
彫刻のパラメーターですが、極力、ヤニが生じないように設定しています。また、深さを稼ぐために、4回、照射を繰り返しています。
今回の加工サイズは、Φ80mmです。
レーザーカッターの短焦点レンズに比べると、レーザーマーカーは焦点距離が長いため、どうしてもビームスポット径が大きくなってしまうのですが、それでも、ここまで再現できればとくに問題ないかと思います。
MDFについては、4回、照射を繰り返しました。
動画は撮影していませんが、こちらは檜です。レーザーを3回当てたのですが、檜は柔らかいので、2回で良かった感じです。
左がMDF、右が檜です。やはりシャープさは硬いMDFに軍配が上がります。
木工製品を作っていて、切断については鋸やルーターを使うので彫刻専用にレーザー、ということであればCO2レーザーマーカー、お勧めです。 加工サイズは 110x110mm / 175x175mm / 300x300mm の中からお選びいただけます。(レンズの違いだけです)
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