今回のガラスマーキングは、通常のガラスではなくクリスタルガラス製のバカラのグラスです。
CO2レーザーでもガラス彫刻は可能ですが、UVレーザーを使用すると繊細さが際立ちます。ボトル彫刻のように大きな絵柄を深く彫る場合は高出力のCO2レーザーがお勧めですが、繊細な刻印が必要な時はUVレーザーがお勧めです。
CO2レーザーを使ったバカラへの彫刻記事はこちら
高価なバカラのグラスでテストすることも出来ず、レーザー出力設定は、私の”勘”で一発勝負となりました。
こちらは拡大画像ですが、CO2レーザーと異なり、熱によるクラックが生じていません。ここがUVレーザーの強みです。
若干、レーザーが強かったようですが、くっきり繊細に刻印できたようです。グラスの底に彫るので、使用時に正しく見えるように文字を反転させて加工しています。
バカラのオリジナルのロゴよりも白く発色しています。レーザー出力パラメータを変えれば白さを抑えることも可能です。
グラスの底を飲み口の側から見た画像です。線も細く、繊細です。位置が少し上すぎたのは、ご愛敬ということで。
ということで、コンシューマー向けギフトの作成にもUVレーザーはお勧めです。ファイバレーザー(主に金属加工用)よりは高価ですが、金属、ガラス、木材、プラスチックなど、多くの材料にマーキングを行うことが出来ます。
安全対策を重視されるお客様向けには、一体型エンクロージャーモデル(ドアーインターロック内蔵=筐体扉が開いているとレーザーが出ない)がお勧めとなりますが、、同様にドアーインターロック内蔵の簡易保護カバーを付けることも可能です。エンクロージャー型よりも少し安価になります。
作業スペースへのアクセスが正面だけになりますので作業性は悪くなります。前面側にインターロックスイッチが設けられています。
尚、エンクロージャー型、あるいは簡易保護カバーを装備する場合は集塵ユニットが必須になります。※カバー内の噴煙・粉塵を強制的に排出する必要があります。 奥の面に取り付けられたエキゾーストパイプに集塵ユニットのダクトを接続します。
尚、装着可能なマーキングマシンは、LW-EF、LW-UV、LW-CO2となります。
納品用のファイバーマーキングマシン LW-SMART Basicが入荷したので、簡単に紹介します。
LW-SMART Basicは、可倒式ポータブルマーキングマシン LW-SMARTのベーシックモデルとなります。
可倒式は簡単に持ち運べて、すぐにセットアップが出来るのが利点ですが、可倒を繰り返すと可倒部に接触不良などのトラブルが出やすいと推測されるため、頻繁な持ち運びが必須でなければ、可倒機構を無くしたBasic型をお勧めします。尚、今後もLW-SMARTは併売されます。
可倒モデルほどではありませんが、本モデルも組み立て・分解が容易ですので通常モデルに比べると運搬は容易です。
電源ケーブル、USBケーブルの他は、レーザーヘッド、ベースユニット、カラム(桁)という、とてもシンプルな構造になっています。
このように、付属のレンチで各パーツを固定するだけです。
画像ではわかりづらいですが、本体色はブラックです。ファイバーケーブルは鮮やかな赤です。
本体のスイッチは、電源ボタンと非常停止ボタンのみで、制御は全てパソコンから行います。ソフトウェアはEzcadライトとなります。
レーザーヘッドの昇降は、カラム上部のハンドルを回して行います。
ワークサイズは110 x 110mmで、レーザー出力は18Wと25Wの2種類からお選びいただけます。
右が可倒式です。
レーザーを使用すれば金属表面の酸化被膜を除去することができます。
強いレーザーなら頑固な錆も落とすことができます。今回は硬貨のクリーニングということで、レーザーを弱く照射し、硬貨そのものにダメージが生じないように加工を行いました。
銅が主成分の10円硬貨は、なんとも言えない色(10円らしい)になっています。
レーザーで表面の被膜を除去すると、本来の銅の色が蘇ります。
せっかくなので、100円硬貨もクリーニングしてみました。左がクリーニング後です。
サンポールなどの酸性洗剤で硬貨の汚れを落とすことも出来ますが、感覚的にはレーザーのほうが隅々まで綺麗になったような気がします。
レーザーカッター専用だったLightBurn(ライトバーン)が、ガルバノ型のマーキングマシン(レーザーマーキングマシン)に対応したので、テストを兼ねて写真をマーキングしてみました。
当社のマーキングマシンに付属するEzcad2ソフトウェアは、インターフェイスがシンプルで分かりやすく、マーキング用に独自のフォントを搭載しているなど、主にテキストや文字、バーコードやQRコード、データマトリクスなどの印字については申し分のない機能を有しています。
Ezcad2(日本語表記も可能です)
LightBurn(ライトバーン)は、グラフィック
の編集機能に優れたソフトウェアです。ただし、コードの生成機能がQRコードだけなので、それ以外のコード印字を行うのであればEzcad2なのですが、コード印字がなければ 個人的にはLightBurn(ライトバーン)をお勧めします。ただし、サードパーティー製になりますのでマーキングマシンを導入頂いた後に別途購入していただく必要があります。(150USD)
※今のところ、対応しているのはファイバーとCO2だけです。UV対応版は後日リリースされる予定です。
LightBurn
ということで、今回はこの写真を名刺サイズのカラーアルミ板にマーキングを行います。
LightBurn(ライトバーン)の優れたところは、画像の編集機能です。Photoshopなどの画像編集ソフトがなくても、そこそこの仕上がりになるように調整することが可能です。
1.画像のトリミング
2.10種類の画像モードから選択が可能 今回はハーフトーンを使用します。
3.コントラスト、露光量、ガンマ補正、ハーフトーンの密度、アングルなどの調整
マーキングマシンは、LW-SMARTを使用します。
今回使用するカラーアルミです。アルマイト加工ではなく塗装なので、レーザーを当てると煙と臭いが出るのでポータブル集塵機を使います。
ということで、完成です。解像度を高くしたので概ね6分半を要しました。
Light Burnは、汎用グラフィックソフトに近いインターフェイスを持ったレーザー専用ソフトウェアです。
(有償)
Light Burnバージョン1.2のリリースで、EzCad2コントロールカードによって駆動されるファイバーレーザーとCO2レーザーがサポートされました。また、後のアップデートでUVレーザーのサポートも追加される予定です。
Light Burnのご購入はこちら
当社ユーザー様は、サポートページで インストール手順、Ezcad2とLight Burnの切り替え手順をご覧いただくことが出来ます。
100円ショップで買ったアイテムに、私が大好きな某映画のタイトルロゴを彫刻してみました・・・Part2です。
今回はシェラカップです。
今回使用したマーキングマシンは、MFシリーズの30Wモデルです。
ちなみに、ネット通販で販売されているレーザーを使った名入れシェラカップの多くは、茶色、もしくは焦げ茶色で、ノウハウがあるところは黒に近い暗色マーキングを行っていますが、今回は少し珍しいサンドブラスト風の明色マーキングを行いました。
黒色マーキングについては、当ブログで以前、紹介しています。
サンドブラスト風=ただの明色ではなく、表面が少しザラついた風合いになっています。
ついでに、蓋にも同じロゴを刻印しました。
我ながら、なかなか気に入っています。次のキャンプに持って行こうと思います。
当社ユーザー様は、サポートページより加工パラメーターをご覧いただけます。
今回は、100円ショップで買ったスレートの皿に、私が大好きな某映画のタイトルロゴを彫刻してみます。
ロゴデータはネット上の画像などから作ることも出来るのですが、今回はそういった画像のベクトルデータを販売している海外のサイトで購入しました。
今回は、文字を浮かせる彫刻にしたいので、Illustratorを使用して画像を加工します。
Illustratorを使ってDXFファイルを出力し、Ezcadソフトウェアにインポートします。
Ezcadでハッチングを行い、加工データの完成です。
今回使用したマーキングマシンは当社ラインナップの中では比較的リーズナブルな一体型QスイッチファイバレーザーのMF-QSです。レーザー出力は30Wです。
スレートの彫刻は、大量の粉塵が発生します。レーザーで削られたスレートは、消滅せず粉塵に置き換わるだけですので、最初はポータブル集塵機を使って加工を行ったのですが、ポータブル集塵機では能力が全く追いつかず、少し大きめの集塵機で再加工を行いました。
レーザーの後ろに見えるのがポータブル集塵機です。 透明のカバーは発生する粉塵からスキャンヘッドのレンズを保護するためです。
ポータブル集塵機で加工すると粉塵が吸い込まれずに大量に残ってしまいました。
ポータブル集塵機のフィルターです。粉塵で完全に詰まってます。
ということで、大きな集塵機で再加工を行いました。
彫刻感が欲しかったので、合計10回、レーザーを照射しました。
立体感があって、我ながら気に入っております。
完成です。
料理を乗せるのも良し、主人公が乗っていたバイクのプラモデルを飾るディスプレイ台として使用するのも良し、もちろん私は後者です。
包丁(ステンレス・鋼)に刻印を行いました。使用したレーザーは、UVレーザー、ファイバーレーザーの2種類です。
材料(包丁)は、レーザーのスキャンヘッドに対して水平になるように、治具を使って固定します。 水平の確認はいつも水平器を使っています。
こちらは、ステンレス製のパン切り包丁です。使ったレーザーはUVレーザーです。
UVレーザーはファイバーレーザーよりも波長が短いのでファイバーレーザーよりも繊細な刻印が可能(特徴)です。
もっとも、この程度の大きさなら、それほどの大差は生じません。
こちらは鋼の包丁です。レーザーはUVレーザーです。表面が磨かれているので、ステンレス製と遜色のない、綺麗な刻印が出来ました。
こちらの鋼の包丁は、一般的な機械工作で作られたステンレス製などに比べると、多少、手ごわかったです。表面が暗色なので暗色の刻印だと目立たたないため、ファイバレーザーを使って加工を行いました。
手法としては、強めのレーザー照射を2パス、その後、表面に生じた酸化被膜を除去するクリーニングパスで仕上げました。
軽量・コンパクトで可搬性に優れたLW-Smartに、堅牢性に優れたBasicモデルが加わりました。
サイズ感はそのまま、可倒方式を廃し、ベーシックな固定方式を採用することで堅牢性に優れたモデルとなります。
分解、組み立てが簡単な3ピース構造ですので、可搬性はほとんど変わりません。
従来モデルには付けられなかったロータリーデバイスも使用可能です。
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