クルマの運転用にサングラスを入手したので、レーザーで刻印を行うことにしました。
今回、レーザー刻印するのはOAKLEY(オークリー)のサングラスです。刻印は、フレームのテンプル部分に行います。
レーザーで刻印するためには、刻印部分を水平に保持し、ステージにセットする必要があります。 あえて作る必要もなかったのですが、今回は専用の治具を作りました。
治具を作るために、サングラス本体をスキャナで取り込み、サングラスの形状に合わせてベジェ曲線でアクリル切断用のラインを書いていきます。下の図の赤のラインが治具のためのカットラインデータです。 このとき、既に刻印用のスキャンデータ(ラスターデータ)も作ってしまいました。
レーザーで、このようにアクリルを切り出し、
これを組み立てます。
サングラス本体は、このようにセットします。 これで、刻印するテンプルの部分が上を向きます。
実際は、テンプルにもRが付いているので、本当は、テンプルの刻印部分が、もっと水平になるように傾斜をつけた状態でセットできるように治具を作るべきでした。今回は、とりあえず、片側に寄せて傾斜を調整しました。(動画でご覧いただけます。)
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刻印するとこのような感じです。 撮影時の光の具合で白っぽく見えますが、実際はグレーっぽい色合いです。
本当は刻印後に色を入れようかと考えたのですが、拡大してみると、刻印部が溶けて盛り上がったようになっていたため、色入れは断念しました。
ちなみに、プラスチックの組成はわからないのですが、オークリーで言うところのO-Matter(オー・マター) という名称の特許素材だそうです。
50倍拡大画像
200倍 拡大画像
光の具合で、かなり白っぽく見えます。
見る方向によっては、このようにさりげない感じです。
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