最近、レーザー刻印(レーザーマーキング)の記事ばかりが続いていたので、レーザーカットの素材を探していたところ、手作り紙飛行機のペーパーキットを見つけたので、これをレーザーでカットしてみます。
これがネットショッピングで購入したエレコムの手作り紙飛行機キットです。
キット、といっても専用紙に紙飛行機の型が印刷されているだけなので、通常は、これをカッターナイフやハサミを使い、丁寧に切り出していくわけです。
当たり前の話ですが、手で切ると、左右対称のものが対称でなくなったりと、いろいろとやっかいです。
とくに紙飛行機の場合は、飛行性能に大きく影響を与えてしまうことになります。(と、私は思っています。)
と、いうことで、型紙を使ってレーザーカット用のデータをトレースして作りこみます。
くれぐれも気をつけなければなりませんが、こういったデータを複製し販売でもしようものなら、間違いなく法に触れます。私の場合も、キットを買ってきて、それをハサミの代わりにレーザーで切った、ということです。
データは、全てベジェ曲線を使い、対象形のものは、半分だけ描画を行い、それをミラー反転でコピーして作ります。これだと、トレースが多少甘くなっても、左右(上下)対称は完璧です。
データのトレースに要した時間は、概ね15分でした。データさえ作ってしまえば、あとは型紙をレーザーにセットし、スタートするだけです。今回使用した紙は、もちろんペーパーキットに入っていたものです。 紙飛行機専用紙とのことで、もし他の紙を使うと、まともに飛ぶかどうかわかりませんので。
ということで、レーザーカット中の動画です。
小さく光っている箇所が、レーザー照射部です。 周りにうっすらと煙が見えます。
切断に要した時間は、概ね2分少々でした。
これが切断直後。 見えづらいですが、パーツがバラバラにならないように、個々のパーツの要所にブリッジを設けています。なので、持ち上げてもパーツが外れることはありません。
あとはカッターナイフを使って、ブリッジ部分を切り離していくだけです。
谷折りの部分には、レーザーで罫書き線(浅彫り)を入れてあります。なので、折り曲げる際も、ほぼ完璧に曲げることが出来ます。
あとは、組み立てるだけです。(これは、もちろんレーザーでは出来ません)
これで完成です。のりがはみ出して、多少汚くなってしまいましたが、出来栄えは上々です。
実は、今回、2機、製作しています。1機は当社ショールームに飾りますが、もう1機は持ち帰ってグランドで飛ばしてみたいと思います。
どれだけ飛ぶのか楽しみです。
詳細はレーザーワークスまで。
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