お客様のご依頼により、トロフィーや楯に貼る銘板プレートにレーザー刻印を行いました。
今回の材料は、塗装金属と、酸化皮膜処理されたアルミ板です。レーザー刻印(レーザーマーキング)の中では、最もイージーな加工に分類されます。
まずは、データの作成を行います。
赤枠が、材料の大きさ=治具用のカットデータとなります。その内側のピンクのラインは、実際の印字エリアになります。(銘板の黒色の部分です。)
まず、治具を用意する必要があるのですが、適当なものがなかったので、デスクの上にあった厚紙を使って治具を作ることにしました。 見た目に、少しうねっているのですが、本来はもちろん、うねりのない平らな紙がベストです。(うねっていたので紙テープで固定しました。)
レーザーで、厚紙とカットし、材料を嵌め込んでみました。 アクリルなどと違い、紙の場合は溶けしろが殆どないため、材料がピッタリと収まります。
今回は、9枚を同時に刻印します。
グラフィックソフトで作ったデータの、印字データだけをプリンタドライバで指定し、データを送ります。
これが、刻印後です。 このプレートは、塗装が少々厚めだったので、レーザーの出力も、少々強めに設定しました。
こちらは、酸化皮膜処理のアルミ板ですが、材質が快削アルミ合金だったので、いつも通りにレーザーを当てると、アルミ地まで削られてしまうため、酸化皮膜だけを削るように、レーザー出力も弱めに設定しました。
ということで、完成です。
ちなみに、金黒のプレートは、9枚で4分20秒(1枚あたり32秒弱)、赤丸のプレートは、4枚で55秒の加工時間となっています。
詳細は、レーザーワークスまで。
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