2014年12月12日

SUS部品(ステンレス鋼)にレーザー刻印

お客様のご依頼により、SUS(ステンレス鋼)の部品に、レーザー刻印を施しました。

これがSUS部品。

この部品をレーザー加工機にセットするための治具を作ります。材料は、例によってアクリル板です。

出来上がった治具に材料を乗せてみます。

横から見ると、このような感じです。材料の一部が溝に嵌ります。

早速、レーザーを当ててみます。(赤い光はレーザーではなく、ポインターです。)

レーザー刻印中

刻印直後です。

実際には、いちばん最初に、何パターンかの出力設定を試しています。強く当てすぎると、刻印部周辺の酸化が多くなります。

これは、少し強すぎる感じです。

その結果を見て、少し、弱めにレーザーを当てると・・・

下の画像は、マイクロスコープで拡大したものです。(約50倍)

約160倍の拡大画像。 袋文字を加工しているので2重になっていますが、遠めには太目の文字という感じに見えます。

高価な金属用レーザーマーカーを使わずとも、この程度(文字の判別が出来る程度)の刻印は可能です。

もっとも、刻印の速度は、ガルバノレーザーに比べると遅いのですが。

今回のリザルト)

文字高さ 2mm×7mm

10個連続の刻印で、2分11秒(1個当たり13.1秒)

詳細はレーザーワークスまで