安定した性能

《 表面的なスペックに現れない高品質なレーザー発振器 》
自社開発・製造されたレーザーの心臓部とも言えるレーザー発振器は、板状の媒質コアを電極で挟み込み、中で多重反射によるレーザー増幅を行うマルチパス共振器と非導波路を併せ持ったスラブ型になっています。 非導波路を設けることによってレーザービームが電極表面からの反射による影響を受けることなく増幅が可能になり、この作用によって近場と遠場の両方で、より真円に近い均一な出力分布を持ったレーザーを得ています。 
(レーザービームの品質を示すエムスクエア値はM2=1.2±0.2) 
同じ出力のレーザーで比較した場合、同じ集光レンズを使ってエムスクエア値が1.4と1.2のレーザーで切断を行うと1.2のビームは1.4に対して約40%高速で切断することが出来ます。 言い換えると、レーザー出力が同じでもビームの品質が悪ければ加工効率が低いということになります。
 
《 ヒートシンクとサーモスタッド連動冷却ファン 》
レーザー発振器は周囲の温度の影響を受けます。低温下ではレーザー出力が不安定になったり、光学素子を痛めてしまう可能性があります。また、高温下ではレーザー出力が規格値以下に低下し、そのような状況下で運用を続けるとレーザーの寿命を縮めてしまいます。

放熱に寄与する大きな表面積のヒートシンク(放熱板)を兼ねた強固な金属筐体に包まれた発振管と、温度状況を随時モニタリングするサーモスタットと連動した冷却ファンは、温度が低い時は冷却ファンの回転数を下げることによって過冷却を抑え、温度が高くなった時にはファンの回転数を上げることによって充分な冷却を行い、連続運転時でも安定したレーザーを出力することが出来ます。 
工場で組立中のヒートシンクに包まれたレーザー発振管
しっかりとした冷却システムを持たない安価な製品の場合、中には連続運転を控え一定時間ごとに加工を中断し発振管を冷却しなければなりませんが、当社のレーザーは連続運転時でも比較的安定した性能を発揮することができます。
レーザー発振器を含め、レーザー加工機本体、そのレーザーを制御するソフトウェア共に、メーカーが自社で開発・生産を行っています。したがって、レーザー発振器を他の発振器メーカーから購入して筐体に組み込んでいる他社製品と異なり、ハードウェア・ソフトウェアの性能をいかんなく発揮することができます。 
 
《 光学系パーツの防護機能 》
レーザーは、反射ミラーと集光レンズを使って光学伝送されるという構造上、これらの光学部品が加工時に生じる副産物(噴煙・粉塵)によって汚れてしまうと、レーザーが減衰し出力低下や加工品質の劣化を招きます。

また、それだけに留まらず、レンズが汚れた状態で加工を続けた場合は、レンズが不必要に加熱され、最悪の場合、レンズが破損することがあります。

当社のレーザーはレンズとミラーが剥き出しではなくBOX状にパッケージ化することにより、噴煙・粉塵の影響を受けにくくなっています。 さらに同軸エアアシストコーン(オプション)とコンプレッサー(オプション・市販品可)を使って圧縮空気をレンズユニット内に流し込むことによってエアーバリア(空気による防護膜)を展開することにより、光学系のほぼ完璧な防護が可能になります。
レンズやミラーなどの光学系部品が剥き出しで、加工中に生じる噴煙・粉塵に晒される他社製品と異なり、光学部品が保護されています。