レーザーを使って皮革の切断とマーキング

今回は、皮革の切断とマーキングです。レーザー加工の中では、わりとポピュラーな加工ですが、材料としては比較的高価なので、なかなか手が出せませんでした。

レーザーを使って皮革を加工するメリットは、①焼印を使わずに刻印が出来る、②写真やイラストがマーキング出来る、③手作業では困難な微細な切断が容易に行える、④皮革の切断時に、トムソンなどの皮革用の抜き型が不要、などです。

ということで、レーザーを使うと小ロット多品種加工に対応でき、且つ、デザイン性に優れた商品加工が可能になると思われます。

デメリットとしては、①皮革を焼くので臭い、②コバが炭化する、等ですが、臭いについては時間が解決してくれます。またコバの炭化についても、仮にレーザーではなく刃物で切ったとしても、コバの処理(ペーパーがけなど)は必要になりますので、手間としては、あまり変わらないと思います。

皮革といっても、さまざまな種類がありますが、今回はサドルレザーと呼ばれるものです。


マーキングの素材となる画像です。


この画像を、例の如く、ワンタッチレーザーフォトでエフェクト処理を行います。サイズを実際に加工するサイズに変更し、丸枠でトリミングを行いました。


ワンタッチレーザーフォトのメニューから、"皮革"を選択し、エフェクトを実行するとこうなります。


処理が終わった後のデータをJPEGフォーマットで書き出し、それをコーレルドローにインポートした後、装飾デザインを追加し、切断データを加えます。


これを印刷し、UCPソフト(バーサレレーザーのコントロールソフト)に転送します。


ここまで来たら、あとは材料をバーサレーザーにセットし、スタートボタンを押すだけです。


これが完成品です。レーザーで切断すると表面に粉塵が付着しますが、それは絞った雑巾で拭き取れば大丈夫かと。(下の画像は、既に拭き取り済みです)


レーザーがほんの少し強く、且つ、製品のサイズに合わせて画像を縮小したため、犬の黒い毛の部分が少しつぶれてしまいましたが、これはレーザー出力の調整で補正可能です。


今回は、行っていませんが、というよりも、私は皮革加工職人ではありませんので、出来ない、といったほうが正解ですが、同じサイズで切った物の表裏を接着し、コバの処理を行い、周囲を縫えば、それなりに格好良く見えるのではないでしょうか?

詳細は、レーザーワークスまで