ペーパー(紙)のカッティング(その2)

紙のカットで、いちばん多いお問い合わせは、切断面は焦げる(炭化)のかどうか?という内容です。
厳密に言うと、熱で切断しているので炭化は起こっています。
ただし、目視では判別しにくいような、少量の炭化です。

白い紙をレーザーカットすると、端面が茶色っぽくなることがありますが
それは、どちらかというと切断時に発生した噴煙による汚れのほうが目立つようです。

もちろん、レーザーの出力を高くして力任せに切ってしまうと、さすがに焦げてしまいます。

前にも書きましたが、紙を切るときのポイントは、レーザーのパルスレートです。
(単位面積あたりのレーザーのパルスのショット回数)

紙の切断の場合、綺麗に切断できるかどうかの、ギリギリのパルス設定にしてやると焦げはほとんど起こらないようです。

パルスが完全にラップ(大きく重複する)してしまうと、炭化が目立ってきます。
大きくラップすると、その箇所は切断のためのエネルギーを超えた余分な熱が加わってしまうからです。
かといって、パルスのラップをなくしてしまうと、切断できなくなってしまいます。
(破線状態)

ちなみに、コピー用紙で、もっとも綺麗に切断できたパルスのラップ幅は0.042mm~0.054mmぐらいでした。(きちっとした計算方法があります)

私の場合、レーザーの出力をある程度の目安をつけて(紙を貫通できるギリギリの出力)、その後はパルスレートだけで炭化状態の微調整を行っていきます。

プロッターのスピードについては、ほとんど固定しています。

なぜならば、VersaLASERでカッティング加工を行う場合、プロッタースピードはパルスレートの設定によって、ある程度、自動制御されてしまうからです。

いずれにしても、紙の厚み、種類ごとの、最適な設定を最初に決めることがポイントです。

カラーペーパー


0.3mmの厚紙



0.3mmの厚紙の微細切断

詳細はレーザーワークスまで。