服飾リボン(化繊)の生地をレーザーカット

服飾リボン(化繊)のテストカット依頼が入りましたので、早速、レーザーカットを行なってみました。

化繊をレーザーでカットすると、切断部の端面が融解することによって繊維がほつれなくなるという、ヒートカットと同じ効果をもたらします。


こちらが今回加工する服飾リボンです。


素材を吸引固定するバキューム効果を持つカッティングテーブルに材料をセットします。
ただし、当社のレーザーは安全性を重視していますので、加工時はレーザーの露出を防ぐために全ての開口部を閉じなければなりません。のため、素材が長尺の場合は加工できないこともありますが、こういった柔らかい材料は、レーザーを照射する箇所以外を巻いておけば加工は可能です。


カット時間は、切断線長に依存しますが、リボンのカットくらいなら一瞬で終わります。(1秒程度)

リボン①


リボン① 50倍拡大画像



リボン②


リボン② 50倍拡大画像


リボン③


リボン③ 50倍拡大画像


リボン④


リボン④ 50倍拡大画像


リボン⑤


リボン⑤ 50倍拡大画像


リボン⑥


リボン⑥ 50倍拡大画像


ということで、概ね良好な結果を得ることが可能です。
今回は30ワットレーザーを使いましたが、いちばん小さな10ワットレーザーでも余裕を持って切ることが出来ます。

ただし、生産性を上げるために、リボンを重ねて切ることはオススメしません。
理由は、素材を多層に重ねて切るためにはレーザー強度を上げる必要が出てきます。
このため、それぞれの素材に加わる熱量が大きくなり、素材は必要以上に熱の影響を受け、変色など二次的な影響が大きく出てきます。
また、切断時に発生する微量な噴煙が層の隙間に入り込み素材を汚してしまいます。加えて、化繊が融解することによって重ねた素材同士が融着してしまいます。

効率は多少落ちますが、こういった素材は1枚ずつカットするのがお勧めです。
詳細はレーザーワークスまで