携帯電話へ彫刻

レーザーを稼動させるための設置環境の室温は10℃~35℃というのがメーカーの推奨です。
必ずレーザー加工機のためにエアコンで空調管理を行うようにしてください。

とくに、こういった"ガス封じ切り型"のレーザー発振器のガスの寿命は、レーザーを使用している・していない、に関わらず設置(保管)環境の温度変化の差が少ないほうが媒質ガスの寿命が延びます。

ついでですが、レーザーの出力を頻繁に変えるよりも、いつも同じぐらいの出力設定で使用するほうが寿命が大きく伸びます。

例えば印章店の例で、長く使われているユーザー様で5~7年も使っておられるユーザー様がおられますが、その理由として、印章店の場合は、用途として、ほとんどゴム印彫刻にしか使わないためレーザーの出力が固定されているからです。(固定というのは、出力を変動させないということです。)

もちろん、出力を変えることによって多様な加工ができるというのがレーザー加工機の大きな"売り"ですので出力を変えないというのは無理な話です。
ですから、せめて温度管理だけはしっかりと行うようにしてください。

さて、本日の加工は携帯電話への彫刻です。
一時、レーザーで携帯電話にマーキング、というのが流行りましたが、今はどうかわかりません。
たまたま、私が携帯電話を新調したので、ネームを入れようかと。

加工する場所は、携帯電話の裏蓋です。
最近の携帯電話は、本体は金属を使っていますが、裏蓋は相変わらずプラスチックです。

材質が樹脂なので、レーザー照射による彫刻部位の盛上がりを防ぐためパルスレートは低い目に設定しました。おおよそ、この設定で表面の塗装を剥がす程度です。

文字のサイズは高さ2mm、幅30mm。
彫刻時間は7秒でした。


ただ、表面の塗装を剥がすだけでは、文字が目立たなかったので同じ箇所にもう一度レーザーをあてて、樹脂の部分を掘り込んでやりました。画像では見にくいですが、この"彫り"の凹感が、かなり良い感じです。最後に、彫った部分に黒マジックでインクを入れて、はみ出たマジックをふき取って完成です。


詳細はレーザーワークスまで