2011年8月
お箸に名入れ(レーザー刻印)
2011年8月21日(日) 0:07
お箸(既製品)への名入れを依頼されたので、早速、やってみました。

お箸のような材料へ彫刻を行うには、やはり治具(位置決め用)は欠かせません。 

ということで、まずは治具の切り出しです。


お箸のように、比較的形状(長さ)にバラつきがある材料の場合は、長さ方向のどちらか一方を基準にするとよいです。


このように並べると、一度に、複数のお箸に名入れできます。





これが彫りあがった直後。表層の塗膜層を削った感じです。




いつものように、塗料を塗ります。


はみ出した塗料を拭き取ると・・・


完成です。


詳細は、レーザーワークスまで。


SUS部品(ステンレス鋼)にレーザー刻印
2011年8月12日(金)14:06
お客様のご依頼により、SUS(ステンレス鋼)の部品に、レーザー刻印を施しました。

これがSUS部品。


この部品をレーザー加工機にセットするための治具を作ります。材料は、例によってアクリル板です。


出来上がった治具に材料を乗せてみます。


横から見ると、このような感じです。材料の一部が溝に嵌ります。


早速、レーザーを当ててみます。(赤い光はレーザーではなく、ポインターです。)


レーザー刻印中



刻印直後です。


実際には、いちばん最初に、何パターンかの出力設定を試しています。強く当てすぎると、刻印部周辺の酸化が多くなります。


これは、少し強すぎる感じです。


その結果を見て、少し、弱めにレーザーを当てると・・・



下の画像は、マイクロスコープで拡大したものです。(約50倍)


約160倍の拡大画像。 袋文字を加工しているので2重になっていますが、遠めには太目の文字という感じに見えます。


高価な金属用レーザーマーカーを使わずとも、この程度(文字の判別が出来る程度)の刻印は可能です。

もっとも、刻印の速度は、ガルバノレーザーに比べると遅いのですが。


今回のリザルト)
文字高さ 2mm×7mm
10個連続の刻印で、2分11秒(1個当たり13.1秒)

詳細はレーザーワークスまで



レーザー加工機 検品の様子
2011年8月 9日(火)18:27

今回は、レーザー加工の記事ではないのですが、レーザー出荷前の検品についての記事です。当社では下記の手順で検査を進めます。 ちなみに、今回はiPhoneを使って画像を撮ったので画質がイマイチですが。

レーザーは航空便で日本に入荷します。下の写真は、外箱の梱包から出した状態です。 
レーザーは精密装置なので、外箱には衝撃を感知するショックウォッチが付いていて、衝撃が加わったかどうかの判断は一目瞭然です。


中には、備品の箱、レーザー本体と、レーザー発振器が個別に入っています。


レーザーを取り出し、作業台へ乗せます。


レーザー発振器も、このように緩衝材で保護された状態で梱包されています。


マニュアル、電源コードその他、諸々が入っています。


レーザー本体に、発振器を装着します。


開口部も、念入りに緩衝材で保護されています。 まずは、外装の傷をチェックします。


レーザーの電源を入れる前に、ミラーやレンズなど光学部品の傷のチェックを行います。


レーザーの電源をONにし、まずはポインターで光軸のチェックを行います。



ズレがある場合は、光軸調整を行います。 下の写真では、見事に中心部をレーザーが貫いています。


このあと、レーザーのランニングテストを30~60分程度行います。 本来は15分程度で出力が安定します。
(メーカー公称値±5%)
レーザーの出力が安定したところで、パワーメーターを使って加工エリアの四隅でレーザーの出力を計測します。 

やはり、物理的にレーザー発振器からいちばん近いところが強くなります。 

レーザーの加工面積にもよりますが、差異は概ね2~3ワット以内です。 

今回の発振器は保証出力25ワットですが、実測で30ワットをオーバーしています。 いちばん遠いところで28ワットでした。


その後、プロッターのレールなど、駆動部パーツの緩み、歪みやガタツキのチェック、昇降テーブルの高さ位置のチェックを行います。


最後に、保護材でまんべんなく包装を行って、検査終了です。


そして、あえて、この状態で配送会社に引き渡します。 

なぜかというと、梱包箱などに入れると、かえって乱雑に扱われる可能性があるからです。  

人間の心理とは面白いもので、むき出しになっていると丁寧に扱わないといけない、という心理が働きます。 

逆に、梱包されていて中身が見えないと、多少、手荒に扱っても大丈夫だろうという考えが無意識に働くものです。 

配送会社は、このあと、毛布やクッション材で丁寧に包んで、お客様のもとへお届けするわけです。

そして、お客様のところに赴いて、レーザーの設置作業を行い、同様のチェック・動作確認を行って検収完了です。


詳細はレーザーワークスまで

 


トロフィー用の銘板にレーザー刻印
2011年8月 5日(金)13:40
お客様のご依頼により、トロフィーや楯に貼る銘板プレートにレーザー刻印を行いました。

今回の材料は、塗装金属と、酸化皮膜処理されたアルミ板です。レーザー刻印(レーザーマーキング)の中では、最もイージーな加工に分類されます。


まずは、データの作成を行います。

赤枠が、材料の大きさ=治具用のカットデータとなります。その内側のピンクのラインは、実際の印字エリアになります。(銘板の黒色の部分です。)

まず、治具を用意する必要があるのですが、適当なものがなかったので、デスクの上にあった厚紙を使って治具を作ることにしました。 見た目に、少しうねっているのですが、本来はもちろん、うねりのない平らな紙がベストです。(うねっていたので紙テープで固定しました。)


レーザーで、厚紙とカットし、材料を嵌め込んでみました。 アクリルなどと違い、紙の場合は溶けしろが殆どないため、材料がピッタリと収まります。


今回は、9枚を同時に刻印します。


グラフィックソフトで作ったデータの、印字データだけをプリンタドライバで指定し、データを送ります。




これが、刻印後です。 このプレートは、塗装が少々厚めだったので、レーザーの出力も、少々強めに設定しました。


こちらは、酸化皮膜処理のアルミ板ですが、材質が快削アルミ合金だったので、いつも通りにレーザーを当てると、アルミ地まで削られてしまうため、酸化皮膜だけを削るように、レーザー出力も弱めに設定しました。


ということで、完成です。


ちなみに、金黒のプレートは、9枚で4分20秒(1枚あたり32秒弱)、赤丸のプレートは、4枚で55秒の加工時間となっています。

詳細は、レーザーワークスまで。