2011年7月
レーザーでアクリルの彫刻
2011年7月26日(火)11:46
レーザーでアクリル楯を作ってみました。
今回は、サンドブラスト加工のような風合いを持たせることで、少しだけ高級感・プレミア感を演出してみました。
加工データは、チャイニーズドラゴンです。 サンドブラストの風合いを少しでも多く感じられるよう、黒ベタの面積が多いイラストを選びました。
加工そのものは何も難しくありません。 プリンタドライバーの設定時に、特定のオプションスイッチを有効にするだけです。
これで出来上がり。アクリルの場合は、白く発色するので裏に黒い背景を用意します。今回は、黒のアクリル板を楯と同じサイズで作っています。

通常、レーザーでスキャン加工(水平走査)を行うと、一本のレーザー光で走査していくため、横方向の筋(ライン)が目立つのですが、オプション機能をONにすると、このように目立たなくなります。

しかも、ランダムな模様になっているため、光を当てた時の光の乱反射が、よりいっそう強くなり、とても綺麗に(光って)見えます。

今回は、さほど深く彫っていないのですが、深く掘ることで立体感も助長され、プレミア感が沸き立ちます。

こういった小技が効くかどうかで、後の商品展開に多少なりとも影響するのではないかと思います。些細なことですが、レーザー加工機をチョイスする時の参考にしてください。
ちなみに、今回は、アクリルへの彫刻でしたが、ガラスの彫刻時にも、この機能は有効です。
詳細は
レーザーワークスまで。
クリスタルガラス製の印材(印鑑)にレーザー彫刻
2011年7月 7日(木)19:55
クリスタルガラスで出来た印材へ、レーザーで印影の彫刻が出来ないかというお問い合わせをいただいたので、早速、加工テストを行ってみました。
これがクリスタルガラスで出来た印材です。直径は18mmです。
まず、レーザー光に対して垂直に置かなければならないので、まずは治具を作ってみました。本来は、チャックで固定できるような金属製の治具が望ましいのですが、とりあえずはアクリルで作ってみました。

これに、印材をセットします。

レーザーにセットします。

ここで、いきなり、レーザーで彫るのではなく、印材と印影にズレがないように、セロハンテープを使って位置確認を行います。この位置合わせは、0.1mm単位で、結果として3回の補正を行いました。

位置が合ったのを確認し、レーザーを当てます。
これが、レーザーを当てた直後です。この印材の場合、一度のレーザー照射で0.1mm彫ることが出来ました。
本当は0.2mmの深さでよかったらしいのですが、初めてのトライだったので、欲張って5回レーザーを当て、少し彫りすぎてしまいました。また、複数回、レーザーを当てたことで、印影が少し細ってしまいましたが、レーザーの照射回数を調整すれば印影の細りは改善できそうです。


この後、印面に付着したガラスの粉を、削り落とします。 少しわかりづらいですが、印面が白から透明っぽくなっているのがわかります。 ただ、このガラス粉は、あらかじめマスキングを施しておけば付着は防ぐことが出来たかもしれません。

実際は、もう少し条件を詰める必要があります。彫刻面(印影ではない部分)は、テクスチャライズをかければ、もっと綺麗に彫れる気がします。
詳細は
レーザーワークスまで。
Xperia arc SO-01Cにレーザー刻印
2011年7月 6日(水)15:54
NTTドコモのスマートフォン、ソニー・エリクソンのAndroid端末「Xperia™arc(エクスペリア SO-01C)」のバッテリーカバーにレーザー刻印(名入れ)してみました。
以前、Xperia™ SO-01Bのにも、名入れしたことがありますが、加工の要領は同じです。
Xperia™(エクスペリア)にレーザー刻印(レーザーマーキング)
位置合わせの治具を作って、早速、レーザーを当てます。

今回は、iPhoneを使って、手持ちで撮影を行ったので、画面が多少、見づらいかもしれません。
レーザー加工直後です。表面の塗装が無くなって、下地の樹脂が見えています。

ここに、例の如く、色入れを施します。 今回は、ロゴ色と同じ、シルバーで色入れを行いました。

色を入れると、このような感じです。 色合いが黄色っぽいのは、iPhoneで撮影したせいでしょうか。実物はもっと白っぽいシルバーです。 手書きの筆記体っぽいフォントを使ったので、良い感じになったと思うのは、単なる自己満足でしょうか。

これで完成です。

詳細はレーザーワークスまで。
スプレー缶(エアゾル)タイプのレーザーマーキング剤
2011年7月 3日(日)15:53
待望のレーザーマーキング剤のエアゾルタイプ(スプレー缶)タイプが入荷したので、早速、使い勝手を試してみました。
下記でも紹介している通り、レーザーマーキング剤(メタルマーキングコンパウンド)は、ペースト状のものを薄めて筆塗りするのが通例だったのですが、やはり塗りムラが生じたり、材料(コンパウンド)の無駄が生じたり、と使い勝手が良くなかったのも事実です。
Thermark製 レーザーマーキング剤(メタルマーキングコンパウンド)ということで、以前からエアゾルタイプを切望していたのですが、アルコール含有製品ゆえ、空輸の場合、輸入コストが高くつき、あきらめかけていたのですが、取引先からローコストで入手が可能になりました。
これが、スプレー缶のレーザーマーキング剤です。中身は、LMM14です。

とりあえず、手元にあったお好み焼き用のヘラ(ステンレスメッキ)で試してみることにします。
さすがスプレー缶です。塗りムラがほとんどありません。塗布膜厚も均等っぽいです。 筆塗りでは、さすがにこうはいきません。 自分でペーストを溶いて、スプレーガンにセットして使うという手法もあるのですが、使い勝手はスプレー缶にはかないません。

テスト加工なので、位置合わせはレッドポインターで大まかに決めました。

レーザー照射直後です。

レーザーマーキング剤にレーザーを当てると、含有成分が固着します。

これを水洗いすると、このようにレーザーが当たった部分だけが残ります。



刻印の強度は、金属を直接焼く(溶かす)高密度レンズにはかないませんが、手軽に金属マーキング出来るという部分で、LMM14エアゾルは、お薦めです。
尚、おさらいになりますが、レーザーマーキング剤:LMM14を使ったマーキング可能金属は下記の通りです。
ステンレス、クロムメッキ、ステンレス鋼- (焼き入れしたもの)、ニッケルめっき、亜鉛メッキ、金メッキ、真鍮、銀メッキ、アルミニウム、チタン、銅、錫(すず)
何度も繰り返しますが、レーザーマーキング剤は、磨耗によって剥がれます。ネームプレートや銘板など、あまり摩擦が生じない用途であれば問題ありませんが、例えば、ZIPPOライターなど、摩擦に晒される用途にはお薦めできません。
ご注文は、こちらから。
レーザースプレー
詳細は、レーザーワークスまで。
