2011年4月
排気装置用サイレンサーのテスト
2011年4月14日(木)12:30
集塵装置の製造メーカーから排気音を抑えるサイレンサー(消音器)がリリースされたので、テストを行ってみました。

こちらが、そのサイレンサーです。 


内部は、サイレンサーのセオリーを踏襲したパンチングメタルに吸音材という構造です。


吸音材の厚みは、結構あります。 大きな消音効果が期待できそうです。


ということで、早速テストを行います。 騒音の測定には、ハンディタイプのデジタル騒音計を使いました。 本来は、防風スポンジをマイク部分にセットして使うものなのですが、今回の測定は、排気音という空気振動そのものを計測するため、あえて外して計測を行いました。


計測は、自動車の近接排気音の測定基準と同じ条件でやりたかったのですが、ショールームがさほど広くなく、密閉された空間で、且つ、音を吸収するモノがほとんどないため(もっとも床はカーペット敷きですが)、壁による反射音が生じるという、かなり厳しい条件での測定になりました。 


騒音計は、排気口から水平方向に50cm離した位置での測定です。通常は、水平ではなく、45度の角度で50cm離さなければならないのですが。 なので、これも通常よりも厳しい条件になっています。

ということで、今回は音声付の動画です。


測定結果は下記の通りです。

1.室内排気仕様の場合 66dB~68dB
2.サイレンサーなしの場合 76dB~78dB
3.サイレンサー付きの場合 65dB~68dB

ということで、実測で10dB以上の減衰を見込めるようです。


今回の計測条件は、通常よりも厳しかったのですが、実際の運用を考えた場合、例えば、窓から排気ダクトを出して使用している場合などは、夜間運転も気にならないぐらいのレベルまで、音を抑えることが出来ると思います。


■サイレンサーのスペック
形式
SC-2
通気量m3/min
2.0
減衰量(dB)
15~30
排気口径
Φ75
外径寸法(cm)
W21 x H12 X L42
重量(kg)
6.5
価格(税別)
120,000円

価格は、比較的高めの設定ですが、基本的に業務用のワンオフ製品なので妥当な価格設定かもしれません。
ちなみに、この他にも口径の違いによって、3種類ほどのラインナップがあります。SC-2型は、いちばんコンパクトなタイプになります。


詳細は、レーザーワークスまで。


金属パーツにレーザー刻印
2011年4月13日(水)14:54
加工テストを依頼されましたので、報告を含めてブログに掲載します。

今回は、こちらの金属パーツ。


こういったパーツは、基本的に量産が見込まれるので、あらかじめ位置決め用に治具を作ります。治具は、もちろん、レーザーで切り出します。








これで完成ですが、刻印後に後処理をされるということで、深く刻印されることをご希望なのですが、残念ながら、深さはあまり出すことが出来ませんでした。


こちらは約50倍の拡大映像。


こちらは、約200倍の拡大映像。 よくよく見ると、彫れていないわけではないです。


ちなみに、こちらはレーザー照射を1度だけ。加工時間は21秒でした。


こちらは、ベクトルデータを5層に重ねて、5回のレーザー照射を行っています。 当たり前ですが、1度の照射よりは色合いが濃くなっています。 加工に要した時間は1分9秒でした。 1文字の大きさは、4mm x 3mmになっています。


そのまま使用する場合は、問題ないと思うのですが、この後にメッキ処理などを行うと、見えなくなる可能性が大です。

詳細は、レーザーワークスまで。


簪(かんざし)にレーザーで名入れ彫刻
2011年4月 5日(火)14:28
ほぼ一ヶ月ぶりのブログ更新となってしまいました。 今回は、髪飾りの簪(かんざし)に、レーザーで名入れ彫刻を施してみました。


簪(かんざし)の材料には、メッキを施した金属や真鍮、象牙、べっ甲、プラスチック樹脂、木材など、いろいろと種類があるようですが、簪の材料でレーザー彫刻できるのは金属以外の素材です。 金や銀、真鍮などの貴金属は、バーサレーザーの高密度レンズを以ってしても加工が出来ません。

ということで、今回は、比較的リーズナブルな木製とべっ甲色のプラスチック製の簪(かんざし)に加工してみました。両方ともネット通販で購入した市販品です。



木製の一本挿し簪

べっ甲色のプラスチック製


まず、一本挿し簪には装飾品が付いているので、治具を作って固定することにします。例のごとく、アクリル板を切り出してで作りました。



自分で言うのもおこがましいのですが、バーサレーザーのアクリル切断は、いつもながら綺麗です。


一本挿し簪を治具にセットすると、このような感じです。 材料が水平になるように、左右の橋げたの長さを考慮しています。




扇の簪については、治具を作らず、アバウトに置いただけです。ただし、材料にRが付いているため、レーザー加工中に動かないよう、両面テープで固定しています。




こちらが加工後の一本挿し簪。木材の種類はわからなかったのですが、綺麗に彫れているのではないでしょうか? レーザーの出力パラメーターは適当に決めました。


こちらは、樹脂製の簪。 レーザーの出力設定は、少々悩んだのですが、カンで決定しました。 カンでやったわりには綺麗に出来たのではないかと。 


こちらの簪は、おそらくレーザーで切ったであろうと思われる兎のシルエット模様が施してあったので、ついでなので切断も試してみました。 

これが最初の切断。 材料の厚みが3.5mmあったので、多少強めの設定にしたのですが、どうやら強すぎたようです。細かい部分が泡状に溶けてしまいました。


こちらの星型は、少しパワーを抑えたもの。それでも、切断部周囲に熱のくもりが発生しています。


遠目には分からないのですが、兎のシルエットと比較すると、熱の影響が出ています。
もう少し条件を煮詰めて、とある手法を試したかったのですが、時間と加工する場所がなくなってきたので、いつか機会があれば再チャレンジしてみたいと思います。 もともと、今回の趣旨はレーザー彫刻による名入れですので。


さて、こちらが完成品。




女性用の簪に、男である自分の名前を入れるには、少々抵抗があったので、名前を一部をとって適当に考えました。 


詳細はレーザーワークスまで。