2009年10月
チタン製ドッグタグへレーザーマーキング(レーザー刻印)
2009年10月31日(土)15:35
当社のユーザー様でチタンの加工を得意とされるお客様に依頼してドッグタグを作っていただきました。


このチタンプレートですが、表面を電気分解で酸化被膜を形成し、さまざまな色合いのものを作ることが可能です。また、この被膜は光の屈曲率が高いため、塗装とは比較にならないぐらい鮮やかな色彩を表現することができます。

今回は、その中のいくつかをピックアップしてレーザーマーキングを施しました。

ちなみに、チタンは非常に錆びにくい金属ですので、成分の変質が起きにくいため金属アレルギーや敏感肌の方でも安心です。

チタンへのマーキングには、恒例の高密度レンズの使用が不可欠です。 加工時間から推測すると、ステンレスよりも圧倒的にマーキングしやすいです。(加工時間が短くて済むということです。)
 





















このチタンプレートの購入をご希望の方がおられましたら当社までご連絡ください。本製品を製造しているユーザー様を紹介いたします。 ただし、マーキング加工には高密度レンズが必要になります。ちなみにチタンのカラーですが、当初は12色からお選びいただけますが、ご希望によっては数十色の指定が可能です。

詳細はレーザーワークスまで。


レーザーカッティング(切断)用の材料保持ピン
2009年10月27日(火)18:53
当社のお客様=ユーザー様は職種が広範囲にわたっているため、私もさまざまな業界のお客様とお付き合いをさせていただいております。 

金属加工業をされておられるお客様が多いというのも当社ユーザー様の特徴なのですが、先日、納品させていただいたユーザー様は、中でもアルミ加工を得意とされる方でした。

というわけで、早速、あるものを作っていただきました。これは、材料の支持用のアルミピンです。



レーザーで材料を"綺麗に"切断しようとすると、若干の工夫が必要になります。 

レーザーでの切断=レーザーが材料を貫通するということになります。 

前置きとして、バーサレーザーの加工テーブルは金属製です。

そして、金属の切断に使われるほどの高出力はありませんので、仮に、このテーブルにレーザーが当たると、レーザーは反射します。

ということは、この金属製のテーブルに材料(木材やアクリル)を直接、置いてレーザーで切断しようとすると、材料を貫通したレーザーは金属製の加工テーブルに当たって反射してきます。

当然の如く、反射したレーザーは材料に当たってしまいます。 

この反射によって切断部位に余分な溶融が生じてしまいます。反射による影響以外にも、アクリルの場合はレーザーで溶かした時に生じる液体成分が材料に大量に付着します。

この反射による影響を減らすために、ハニカム状のカッティングテーブルというオプションがありますが、このハニカムテーブルを使っても100%の反射を抑えられるわけではありません。(ハニカムカッティングテーブルは、紙や布、皮革などの切断加工には最適です。)

また、透明のアクリルなどの場合、ハニカムの穴に滞留した噴煙・ガスが材料に付着してしまいます。

結論から言うと、反射による影響を無くしたいのであれば、材料を完全に浮かしてしまう必要があります。



と、いうことで、材料を浮かす=保持するための冶具として、このピンを作っていただきました。 また、アルミは反射率が高いため、レーザーによる影響もほとんどありません。 

ちなみに、この保持ピンの高さですが、あまり長すぎても良くありません。

理由は、切断された材料が下へ真っ直ぐに落ちれば良いのですが、高さがあり過ぎると落ちた時に切断された材料が跳ねてしまい、これからレーザー切断する部位へ転がってしまいます。

そうなると焦点のズレたレーザーが落ちた材料に照射される可能性があり、発火の危険が生じます。 

このため、切り文字のような複雑な形状であれば落下の心配はありませんが、丸や四角などの単純な形状を切り出す場合は、切り出す形状の中心を支えるようにピンを配置し、切り出されて落下した材料が、次のレーザー照射ポイントに転げ落ちるのを防止することも忘れてはいけません。

また、それとは別にテーブルと材料の空間が多すぎると、厚いアクリル等を切断する時に発火することがあります。

というわけで、今回のピンも、それほど長くは作っていません。


ユーザー様限定ではありますが、この保持ピンをご希望のユーザー様はレーザーワークスまで。

ちなみに巷に氾濫しているアルミドッグタグなどは、厚みが1mm程度であまり変わり映えしないものが多いのですが、今回、こちらを制作していただいたユーザー様が"塊(かたまり)感のあるクールなアルミ製グッズ"をリリースされる予定です。

また、こちらとは別のコラボレーションということで、別のユーザー様からチタン製のプレートがリリースされる予定です。もちろんリリースされ次第、当ブログで紹介させていただきます。




Windows 7 での動作確認
2009年10月26日(月)14:54

早速ですが、Windows 7での動作確認を行いました。 一般的な操作における動作では特に問題ありません。

Windows 7は、巷で言われている通り、たしかに動作が軽くなっています。 とくにOSの起動は一目瞭然といった感じです。

VersaLASERの動作(ソフトウェアコントロール)についてですが、Windows 7は基本的にはVistaのマイナーバージョンアップ版という見解が一般的ですので、Vistaで問題なく動いている以上、7にしたからといって、特有の問題が生じることは考えにくいです。

ただし、VersaLaserのドライバのバージョンは.5.24.38以上でお使いください。 旧バージョンのドライバをお使いのユーザー様は、当社サポートページより5.24.38以上のバージョンをご入手いただき、インストールを行ってください。

また、Windows 7で動く以上、Windows 7のXP互換モードは必要ありませんので、今回はテストを行っていません。

尚、64bit版のWindowsは、引き続きご利用いただくことができません。念のため、64bit版 Windows 7を搭載したPCへVersaLASERコントロールソフトのインストールを試みましたが、やはりインストールはできませんでした。

今回、動作検証に用いたPCのスペックは下記になります。いわゆるネットブックと呼ばれるタイプのもので、CPUパワーは非力です。通常のPCであれば快適にお使いいただくことができると思います。



【スペック】
CPU : Intel Atom Z550 (2.00Ghz)
実装メモリ : 2.00GB
OS : Windows 7 Professional 32bit版
ハードディスク : SSD128GB

※Vistaに比べて動作が軽いといわれるWindows 7ですが、少しでも快適に動くようにレジストリのチューニングを施してあります。

詳細はレーザーワークスまで



カーボンファイバープラスチック【炭素繊維強化樹脂】へレーザーマーキング
2009年10月22日(木)18:52
お客様のリクエストにより、カーボンファイバープラスチック【炭素繊維強化樹脂(CFRP)】へレーザーマーキングを行いました。


試してはいないのですが、カーボン素材そのものには、加工は厳しいと考えられます。ただし、一般的にカーボン素材そのものにマーキングをするという需要は考えにくいので、加工するとすれば、やはり炭素繊維強化樹脂へのマーキングになると思います。


こちらが、カーボンファイバー強化樹脂です。



こちらが、レーザーを当てた直後です。プラスチック部分が削られています。


かなり見えにくいので、光の当て方を変えて見てみると・・・


このように、間違いなく削れています。


ただ、正面から見ると、どうしても発色が無く、見にくいため、後から色を入れてみました。


色を入れると、それなりに見えます。


ただ、どういった用途があるかと問われると・・・困ってしまいます。

あくまでも、【炭素繊維強化樹脂(CFRP)】へのマーキングは可能です・・・ということです。

詳細はレーザーワークスまで。


バカラグラス(Baccarat)にレーザー彫刻(クリスタルガラス)
2009年10月19日(月)17:36
今回は、バカラのクリスタルガラスへのレーザー彫刻です。

ガラス、と一言に言っても、含有されている成分によって呼称が変わります。クリスタルガラスと呼ばれるためには、酸化鉛の含有量が24%を超えなければなりませんが、バカラのクリスタルガラスの酸化鉛の含有量は30%ということです。

この酸化鉛が含まれることによって透明度が増し、宝石のような輝きを放つのだそうです。



レーザーを当てる前から結果は分かっていたのですが、クリスタルガラスとレーザー彫刻は相性が良いです。

ソーダガラスは硬く熱膨張率が高いため、レーザーをまともに当てるとクラックが入ったり、ガラスがめくれてきて商品価値が下がりますが、クリスタルガラスは柔らかいため、きわめて良好な結果を出すことが出来ます。

ですので、100円ショップで売っているソーダガラス製の製品とは違い、彫刻の出来栄えも大きく異なります。

前置きはこのぐらいにして、早速、レーザーを当ててみます。 

細い文字で綺麗に彫刻したかったので、今回は高密度レンズを使いました。

もちろんノーマルレンズでの加工もOKです。しかしお勧めは、やはり高密度レンズでの加工です。





これが、レーザー彫刻後。クリスタルガラスということで、通常の出力設定よりも弱めにレーザーを当てたつもりだったのですが、それでもまだ強かったようです。

もう少しレーザーの出力を落としたほうが綺麗に仕上がります。 

ちなみに、レーザーを強く当てて深く彫りこむことは可能ですが、バカラグラスには似合いません。

深すぎると下品な印象になりますので、レーザーを弱く当てて、浅く仕上げるほうが高級感が増します。 

やはりバカラのマーク並みに、浅く上品に仕上げるほうが良いと思います。


この画像は、2個目に加工したもので、上の画像の時よりも、レーザーの出力を若干弱めています。なので、より綺麗になっています。



こちらは、グラスの正面から見たものです。





今回は、2個のバカラグラスに彫刻を行いましたので、ひとつは当社ショールームに飾りますが、もうひとつは自宅に持ち帰って自分専用で使用します。

いつも飲んでいるウイスキーですが、今夜は格別な味わいになる・・・予定です。

詳細はレーザーワークスまで。


アクリルミラーを使って開運ストラップを製作
2009年10月 6日(火)12:21

とあるメーカーさんからストラップの材料を譲っていただいたので、その材料を使って開運ストラップを作ってみました。 フレームは成型品で、その中にアクリルミラーをはめ込んで作ります。


こちらがアクリルミラー。ミラー面には保護フィルムが貼ってあり、1シートに数十個が並んでいます。


こちらがフレームです。バリエーションがいくつかあるようです。


左がミラー側、右が反射材側です。反射材の塗膜は非常に薄く、レーザーを弱目に当てても綺麗に剥離することが出来ます。


例の如く、アクリル板で治具をつくり、そこへアクリルミラーをセットし、一度に加工します。




これが塗膜を除去した直後。 もちろん彫刻した面が白く発色しないようにレーザーを当てました。


左が反射材側です。


彫刻した後、反射材側から彩色を施します。今回は、水性塗料とプラモデル用ペイントマーカーを使っています。今回は時間が無かったので塗料は筆塗りしましたが、塗膜の厚みにバラツキがあると出来栄えに影響します。出来るならスプレーやエアブラシなどで、均一に塗布するほうが望ましいです。また、当たり前のことですが彩色前に塗料の撹拌を十分に行う必要があります。うわずみ液が出ると塗ムラの原因になります。ちなみにゴールドの方は、案の定、塗ムラをつくってしまいました。


ということで、こちらが完成品。


塗ムラのあるゴールド。もちろん塗布時に気をつければ何の問題もありません。




加工後に気がついたのですが、深めのレーザー彫刻を行えば、立体感(文字の浮き感)が出て、よりいっそう良い商品になりそうです。

また、この商品は既に印刷版が出回っているのですが、レーザーを利用したモノは未だ出回っていないようです。

もしご入用のお客様がおられましたらメーカーさんを紹介します。

詳細はレーザーワークスまで。