2009年9月
パワーストーンを使った木札・千社札
2009年9月16日(水)18:55
インターネットで検索すると、レーザーを使った木札・千社札といった類の商品は、いろいろなバリエーションが出回っているようです。

木札、千社札自体の歴史は発祥が数百年前と、非常に古いのですが、数年前から都市部を中心にレーザー彫刻製品が出回り、今では、わりとポピュラーな商品になってしまいました。

レーザー彫刻木札の材料で圧倒的に多いのは、やはり木材とアクリルですが、基本的にはデザインにバリエーションを設け、レーザーで彫刻し、そのまま販売するか、あるいは着色している物が圧倒的です。

そこで、今回は、少し手を加えてやると、こういったものが出来る、という一例です。

以前から、頭の中にアイディアはあったのですが、実務に追われ手付かずの状態でしたが、ようやく作ってみようという気になりました。

まず、今回はアクリルを使いました。ガラス色の5mm板から切り出します。もちろん木札でも大丈夫です。切断と同時に、半円(お椀型)の穴を彫り、札に文字を彫刻します。


横から見ると、このようになっています。 この穴を彫るためには、バーサレーザーのレリーフモードを使用します。


これが全体です。後から着色することを考慮し、クリア彫刻(透明感を維持)を施します。 


次に、アクリルとは別に、パワーストーンに梵字を彫刻します。 梵字は不動明王を表す【カーン】を彫刻しました。彫刻後、タミヤカラーのゴールドリーフで着色しました。 ちなみに、このパワーストーンが何なのかはわかりません。(品名のシールを失くしてしまいました。) パワーストーンのサイズは8mmです。


もう、お分かりでしょうが、札にパワーストーンを埋め込みました。文字部にも色入れを行い、紐を通して完成です。


完成品を見て、どうもに色合いが気に入らなかったので、別のパワーストーン(琥珀)をはめてみました。それがこちら。


なかなか良い感じになりました。横から見ると、このような感じです。


彫刻している文字は、【臨兵闘者皆陣烈在前】で、密教や修験道で使う、邪気退散・魔除けの九字と呼ばれる文字です。陰陽師という映画や某マンガに出てきたアレです。お守りの意味合いを込めて、この文字を選びました。 書体もそれらしく見えるように、隷書体を使いました。


裏側から見ると、このようか感じです。


琥珀を使って正解です。それっぽい高級感が出ました。


インターネットで検索をかけたところ、パワーストーンを紐に通して付けているだけの物はありましたが、パワーストーンを札に埋め込んでいるものは見当たりませんでした。


ということであれば、本デザイン(札にパワーストーンを埋め込む)はレーザーワークスのオリジナルアイディア(?)かもしれません。

当ブログをご覧になって、類似商品の製作・販売をされるのであれば、当社まで一言ご連絡ください。

ちなみに、当社のユーザー様はご自由に作っていただいて結構です。ただし、作り方にコツが要ります。データの作成テクニック(お椀彫り用)やクリア彫刻など、レーザーやソフトウェアの操作に関して、ある程度の慣れと理解が必要です。

ショールームに実物が置いてあります。ご興味の方は当社までお越しください。(但し、レーザーを勧められるかもしれません)

詳細はレーザーワークスまで。



レーザーを使って皮革の切断とマーキング
2009年9月15日(火)19:21

今回は、皮革の切断とマーキングです。レーザー加工の中では、わりとポピュラーな加工ですが、材料としては比較的高価なので、なかなか手が出せませんでした。

レーザーを使って皮革を加工するメリットは、①焼印を使わずに刻印が出来る、②写真やイラストがマーキング出来る、③手作業では困難な微細な切断が容易に行える、④皮革の切断時に、トムソンなどの皮革用の抜き型が不要、などです。

ということで、レーザーを使うと小ロット多品種加工に対応でき、且つ、デザイン性に優れた商品加工が可能になると思われます。

デメリットとしては、①皮革を焼くので臭い、②コバが炭化する、等ですが、臭いについては時間が解決してくれます。またコバの炭化についても、仮にレーザーではなく刃物で切ったとしても、コバの処理(ペーパーがけなど)は必要になりますので、手間としては、あまり変わらないと思います。

皮革といっても、さまざまな種類がありますが、今回はサドルレザーと呼ばれるものです。


マーキングの素材となる画像です。


この画像を、例の如く、ワンタッチレーザーフォトでエフェクト処理を行います。サイズを実際に加工するサイズに変更し、丸枠でトリミングを行いました。


ワンタッチレーザーフォトのメニューから、"皮革"を選択し、エフェクトを実行するとこうなります。


処理が終わった後のデータをJPEGフォーマットで書き出し、それをコーレルドローにインポートした後、装飾デザインを追加し、切断データを加えます。


これを印刷し、UCPソフト(バーサレレーザーのコントロールソフト)に転送します。


ここまで来たら、あとは材料をバーサレーザーにセットし、スタートボタンを押すだけです。


これが完成品です。レーザーで切断すると表面に粉塵が付着しますが、それは絞った雑巾で拭き取れば大丈夫かと。(下の画像は、既に拭き取り済みです)


レーザーがほんの少し強く、且つ、製品のサイズに合わせて画像を縮小したため、犬の黒い毛の部分が少しつぶれてしまいましたが、これはレーザー出力の調整で補正可能です。


今回は、行っていませんが、というよりも、私は皮革加工職人ではありませんので、出来ない、といったほうが正解ですが、同じサイズで切った物の表裏を接着し、コバの処理を行い、周囲を縫えば、それなりに格好良く見えるのではないでしょうか?

詳細は、レーザーワークスまで




パワーストーンにレーザー彫刻
2009年9月 8日(火)18:38
不景気であればあるほど売り上げが伸びる傾向にある開運グッズ。とりわけパワーストーンなどは代表的な開運グッズです。ということで、今回はパワーストーンにレーザー彫刻を施してみました。

ただ、一口にパワーストーンと言っても、その種類は非常に多いです。知名度の高いのは水晶ですが、当社のレーザー加工機では水晶のような結晶質の石材への加工は不向きです。


とりあえず、ネットショップ数社から、さまざまな種類のパワーストーンを入手しました。今回入手したパワーストーンは、大きさと種類にもよりますが1個当たり100円程度から700円程度でした。もちろん高価な石だからといってレーザー彫刻に向いているというわけではありません。

ということで、早速、加工にトライします。


まず出来上がった後のディスプレィ台も兼ねて位置決め用の治具を作りました。材質はガラス色の3mmアクリル板です。


下の写真は《オニキス》という石にレーザーを当てているところです。オニキスは、魔除けの石として知られているらしいです。


最初は、レーザーのパラメーターを変え、1個づつ作っていたのですが、ラチがあかないので同じパラメーター設定でまとめて加工することにしました。もちろん石の種類ごとにパラメータを設定したほうが良いのは言うまでもありません。


こちらがレーザーを当てた直後のパワーストーン。少し深かったです。あまり深すぎると、色入れ時に苦労します。


色を入れます。この2/3ぐらいの深さが良かった感じです。


色を入れた後の状態です。予測通り、拭き取りに苦労しました。


加工前からわかっていたのですが、結晶質の石は、やはり出来栄えが良くないです。(一番右の紫の石) ちなみに、左下のピンクには色を入れていません。彫刻そのままの状態です。手前中央の黒いのはテクタイトという石です。隕石の衝突によって生成された天然のガラスらしいですが。


こうして並べてみると、なかなか綺麗なものです。


こうして並べてみると、それなりに見えます。


今回入手したパワーストーンは、まだまだ余っているので、時間があるときに8つの石を使って、仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌と彫ってみます。そう、言わずと知れた《南総里見八犬伝》の八つの玉です。その横に犬(八房)のフィギュアがあれば完璧です。


詳細はレーザーワークスまで。