2009年8月
ペットのメモリアルプレート(黒御影石へレーザー彫刻)
2009年8月27日(木)17:34
今回も、『1-Touch Laser Photo™』(ワンタッチレーザーフォト)を使った加工事例です。今回は、黒御影石で出来た石板への写真彫刻です。以前も同様の加工を行ってブログを書いたのですが、やはり『1-Touch Laser Photo™』(ワンタッチレーザーフォト)による処理を試したかったというのが、その理由です。


1)こちらが素材となる写真です。



2)これを、ワンタッチレーザーフォトで読み込み、



3)前回同様、エフェクトをかけます。素材選択のメニューからは、マーブルを選択します。




4)ワンタッチレーザーフォトは、直接、UCP(コントロールパネル)に出力できるほか、いったんBMPやJPG,TIFFなど、汎用の画像フォーマットでエクスポートすることが出来ます。今回は、BMPでエクスポートしたファイルをコーレルドローにインポートして使用しました。



5)コーレルドローから、UCPへ転送します。



6)あとは、バーサレーザーに材料をセットし、加工を行うだけです。実は、今回も動画を撮ったのですが、レーザーが材料(黒御影石)に当たった時に光を出すため、その光のせいでカメラのピントが狂ってしまい、ピンボケの動画になってしまいました。なので、今回は動画無しです。


7)こちらが、完成品です。







詳細は、レーザーワークスまで


レーザー描画用画像処理ソフトウェア 1-Touch Laser Photo™ による加工実例
2009年8月26日(水)17:58
デモ機のオーバーホールが完了したので、早速ですが、レーザー加工ブログの更新です。 今回は、『1-Touch Laser Photo™』(ワンタッチレーザーフォト)を使った場合と、使わない場合の加工比較を行いました。
比較のため、レーザーの出力パラメーターの値は、全く同じにして加工を行いました。


こちらが、今回の加工の元となる写真です。


1)まずは、ワンタッチレーザーフォトを使わずに、コーレルドローとコーレルフォトペイントを使います。
コーレル上に貼り付けた(インポート)写真を、コーレルフォトペイントを使い、グレースケールに変えます。この時、ガンマ調整で明るさの補正を行っています。


2)次に、グレースケールに変えた写真を、ネガポジ反転させます。理由は、加工対象物がアクリル板だからです。通常、アクリル板にレーザーを当てると、照射部位が白く発色します。また、アクリルの裏からレーザーを当てるので、ミラー反転をかけます。



3)反転が終わったら、プリンタドライバのパラメーターを設定し、UCP(コントロールパネル)に転送します。尚、グレースケールの処理方法はハーフトーンに設定しました。


4)通常の手順で行った写真加工(ハーフトーンモード)の完成品です。




次に、ワンタッチレーザーフォトを使って加工を行います。

1)まず、写真を、直接、ワンタッチレーザーフォトに読み込みます。


2)次に、右側にあるコントールパネルで、リサイズ、切り抜き、ミラー反転等を行い、最後に、加工対象物の材料選択メニューからアクリルを選択し、エフェクトボタンで処理を開始します。


3)後は、そのままプリントボタンを押して、印刷(UCPに転送)を行います。これで、加工準備が完了しました。


4)こちらが、ワンタッチレーザーフォトで加工した写真です。瞳や髪の毛、ネックレス、洋服の質感は、こちらのほうがはるかに良い感じがします。



通常のモードで加工した場合に比べ、かなりくっきりとした画像になっています。仕上がりに関しては好みの問題は多少あるかとは思いますが、ワンタッチレーザーフォトの場合、非常に単純なステップで、ガンマ調整やトーン調整を省いても、そこそこの加工が可能になります。




詳細は、レーザーワークスまで。



バーサレーザーのオーバーホール(OH)レポート
2009年8月25日(火)13:08

現在、当社のバーサレーザーをOH(オーバーホール)中なので、レーザー加工ブログの更新が出来ません。代わりに、オーバーホールの様子を簡単にレポートします。保守的な考えだと、こういった構造的な部分は秘密にしたがるものですが、当社では差し支えのない範囲で掲載します。導入検討の足しにしてもらえれば、と思います。

オーバーホールについて、ですが、一般的なところだと、定期メンテナンスと言いながらも外装の清掃と駆動系のベアリングと駆動ベルトの交換だけで済ませているケースもあるようですが、当社では分解・清掃・再組み立てによる完全オーバーホールを行います。


まずバーサレーザーを分解し、X軸プロッターアームを取り外します。バーサレーザーは、小型のレーザー加工機ですが、そのプロッターアームは、私の知る限りでは類似製品中、最も太く強固な作りになっています。同様のアーム形式を採用している物もありますが、太さが全く異なります。また、上面にねじれ防止の補強プレートを入れ、ビス止めしているのはバーサレーザーだけです。

わりと見落としがちなポイントですが、このアームの強度・・・とても重要です。

アームを分解し、清掃後、再組み立てを行い、最後にアライメント調整を行います。駆動ベアリングについては、さほど摩耗していなかったので清掃だけで終わらせました。





こちらは、駆動ベルトです。材質はケブラーで引っ張り強度が強く、丈夫な素材です。ただし、ベルトに刻まれた溝が摩耗していくと加工のクオリティに影響を及ぼすので、最もたる消耗品になります。もちろん、今回の交換対象です。






次は、X軸駆動ベルトを高速で動かすモーターです。分解したついでの説明です。

サイズの比較対象を写していなかったのですが、かなり大きめのモーターです。
巷の流行りは高速のサーボモーターですが、バーサレーザーはステップモーターを採用しています。

一般的に、ステップモーターは、位置制御モータとして使われることが多いようです。

レーザー加工機のスペック表だけで判断すると、よく誤解されがちなのですが、たしかにサーボモーターは高速なのですが、高速だからといってレーザー加工が早く終わるわけではありません。

高速に動くということは、それに見合ったレーザー出力が必要になります。レーザー出力が小さいのに、高速で動かしてしまうと、十分なレーザー照射が行われませんので、結局のところ、モーターの速度を落とさざる得を得ません。そうなると、高額で高速なサーボモーターを搭載する意味が(?)。

ただ、サーボモーターは位置検出にフィードバック回路による制御が行われるため、高精度の位置決めを行うことが可能です。それは、エンコーダー等によって微調整を繰り返しているからです。

逆に、ステップモーターはサーボモーターのようにフィードバック回路を必要としないということと、磁力による大きな静止トルクを持っているために停止精度、繰り返し位置精度に優れています。

ゆえに、短時間に頻繁にゴーストップを繰り返すスキャン加工(ラスター加工)を行うレーザー加工だからこそ、ステップモーターが採用されているわけです。

ちなみに、モーター部ではドライブギアの清掃を行いました。





ビームウィンドウの清掃も行います。集光レンズと違って、結構、見落としがちな部位ですが、常に排煙にさらされているため集光レンズと同様に頻繁に清掃を行うことをお勧めします。

尚、当社のデモ機にはオプションの高密度レンズ用のコリメーターが付いています。
コリメーターは、平行なレーザー光線を作り出します。指向性に優れたレーザーといえども厳密には拡散していきますが、コリメーターレンズを通すことにより、この拡散をかなりの割合で抑えることが出来ます。 これにより、集光レンズを抜けたあとの集光ポイントにおいて、レーザーのエネルギー効率が高まります。

ちなみに、コリメーターレンズとノーマルレンズの組み合わせにおいても、高密度レンズ使用時ほどではありませんがステンレスにマーキングを施すことが出来ました。この、コリメーターがオプションで用意されているというのもバーサレーザーの良いところです。




こちらは言うまでもない、ユニバーサルレーザーシステムズが誇る、クイックチェンジレーザーカートリッジ(発振器)です。
こちらは、冷却ファン部の清掃を行います。




本体後ろ側に、レーザーカートリッジが装着されます。その下側に、インターフェイス基板、電源ユニットが入っています。こちらでは、基板上に堆積した埃を取り除いてやります。




こちらはサイドパネルを外した状態です。
巷の小型レーザー加工機のつくりのほとんどが板材を箱組みにした構造を持っているのに対し、バーサレーザーはフレーム構造になっています。フレームを持っていることによって、たわみに対する強度が増し、物自体が頑丈になります。また外装パネルを外すだけで、側面からメンテナンスが出来るというのも利点のひとつです。

頑丈で、メンテナンス性に優れているというあたりが米国製だと感じる部分です。

こちらでは、全般的な清掃を行い、昇降テーブルのシャフトにホワイトグリスでグリスアップしてやります。また、昇降テーブルを駆動するベルトも清掃を行います。



まだ、オーバーホールの最中ですが、最終的には各取付ネジ部の増し締め、駆動部のアライメント調整、レーザー光軸のアライメント調整を行ってから元の状態に戻します。


こういった機械物は、やはり定期的にメンテナンスを行うことにより初期の性能を最大限に維持することが出来ます。当社のデモ機で2年を越えたぐらいです。使用時間にも依りますが、やはり2年に一度はOHをお勧めします。

バーサレーザーは、デスクトップ型の小型レーザーですので、装置を専用箱で送っていただければ(センドバック方式)、リーズナブルにオーバーホールをさせていただきます。

費用的にも、サービスマンがお伺いして行う時に生じるサービスマンの拘束費、交通費、宿泊費用など各種費用が不要ですので、多少なりともお財布に優しい・・・かもしれません。

詳細はレーザーワークスまで



レーザー描画用画像処理ソフトウェア 1-Touch Laser Photo™ をリリース
2009年8月 6日(木)16:41

このたび、米国ユニバーサルレーザーシステムズ社製レーザー加工機専用のレーザー描画用画像処理ソフトウェア 『1-Touch Laser Photo™』(ワンタッチレーザーフォト)がリリースされました。


1-Touch Laser Photo (ワンタッチレーザーフォト)は、写真などの画像データを市販の画像処理ソフト(Adobe Photoshop™等)を使わずに、レーザーマーキング/レーザー彫刻に適したフィルタリング処理を行うことができます。 また、フィルタリング処理は素材となる材料ごとに選択することが可能です。
(素材に合わせたフィルタリング処理)

ご希望であれば、バーサレーザーの設置時に、 .NET Framework Version 2.0を含めた1-Touch Laser Photo(試用版)を当社にてインストールいたします。
ただし試用制限が30日間になります。継続して使用される場合は、代金をお支払いいただき、正規IDとパスワードをご購入ください。ご購入後、インターネットによるライセンスのアクティベーションを行っていただくことにより継続利用が可能になります。対応言語は英語のみですが、当社のサポートページで日本語マニュアルがダウンロードできます。 

※お使いのパソコンのシステム環境によって、ご利用いただけない場合がございます。
※ロータリーフィクスチャ/ガラス加工には対応していません。

1-Touch Laser Photoのご利用手順


1)写真等の画像データを1-Touch Laser Photoに読み込みます。



2)加工したい範囲をトリミング(切り抜き)します。



3)画像がトリミングされます。



4)加工サイズに合わせて大きさを調整し、ドロップダウンメニューから加工対象となる素材を選択し、フィルタリング処理を行います。
下図は、皮革マーキング用に処理を施したものです。



5)最後に、プリントボタンをクリックし、UCP(ユニバーサルコントロールパネル=レーザー制御ソフト)へ転送し、準備完了です。後は、通常の手順でレーザー加工を行うだけです。



1-Touch Laser Photo (ワンタッチレーザーフォト)に関するお問い合わせは、レーザーワークスまで



バーサレーザーのテクスチャモード
2009年8月 4日(火)19:14

バーサレーザーのプリンタドライバには、スキャン加工(水平走査モード=ラスターモード)時の拡張オプションで、テクスチャモードというものがあります。

通常、バーサレーザーのようなプロッタ型のレーザー加工機の場合、写真や画像を描画する場合はスキャン加工を行います。

ただし、インクジェットプリンタのように広範囲を一度にスキャンするのではなく、一本の細いレーザー光線でスキャンしていくため、加工材料によってはスキャン時の走査ラインが目立ってしまい、遠目には縞模様のように見えることがあります。

何の模様もないベタ塗りの背景などが、それに該当します。

テクスチャモードでは、そういった走査ラインによる縞模様の低減が可能です。

テクスチャモードは、その名の通り、ランダムなテクスチャ模様を描いていくため、描画時の質感が異なってきます。


まず、こちらがノーマルモードでの加工



こちらがテクスチャモードを使用


拡大して見ると、その違いがよくわかります。

こちらがノーマルモード


こちらがテクスチャモード


テクスチャモードを使用すると、質感が大きく異なってきます。
平面的な印象のノーマルモードに対し、ざらつき感が質感を向上させてくれます。


さらに拡大すると、違いは明らかです。

ノーマルモード


テクスチャモード


テクスチャモードを使うと、とくにアクリルやガラス彫刻時に、より高い質感の加工を行うことが出来ます。

ただし、テクスチャモードはプロッタスピードを制御するので、あらかじめテクスチャモードに合わせたパラメーター設定が必要になります。

詳細はレーザーワークスまで。



チタンプレートへレーザー刻印(写真マーキング)
2009年8月 4日(火)12:45

チタンプレートへのレーザーマーキングです。
ノーマルレンズ(焦点距離2.0インチ ビームスポット径127μ)では、チタンへのマーキングは困難ですが、高密度レンズ((焦点距離2.0インチ ビームスポット径25.4μ)を使えばファインマーキングが可能になります。

今回は、写真マーキングを行いました。特筆すべき点は特にありませんが、動画と完成後の画像をご覧ください。



チタンへレーザー刻印(レーザーマーキング)中の動画。


※動画ががHD画質なので、もしもスムーズに見られない場合は、いったん一時停止をして、ダウンロードが完了してからプレイボタンでご覧ください。


下は、加工後のものですが、青っぽくなっているのと、そうでないものとでは、レーザーの出力設定が異なります。









詳細は、レーザーワークスまで