今回のレーザー加工は、皮革製品へのレーザー彫刻です。
アイテムは、レザー(革)ブレスレット、レザーストラップ、ダヴィンチの革手帳です。
一般的に、革製品への彫刻・マーキングは、焼印やプレスによる加工を除いた場合、ハンドルーターでの加工が多く見受けられます。しかし、ハンドルーター彫刻は、それなりの技術が要ります。
私もハンドルーターを試したことがありますが、革の場合は、ルーターの先端が逃げてしまうなどして、よく失敗したものです。ただ、やはり手加工の味とでもいうのでしょうか、とても良い風合いを醸し出しています。
レーザーを使う場合は、熱で革を焼きますので見た目は焼印のような感じになります。
また、微細な写真やイラストなど、ルーターや焼印では不可能な微細加工を行うことができます。
ただし、レーザーで革へ加工する場合、黒っぽい色の革や、黒っぽい塗装がされていると、彫刻部位がほとんど目立ちません。それはレーザーで焼くとこげ茶色っぽいダークな仕上がりになるためです。
今回は、主に文字を主体としました。革手帳には細かい文字を刻印しました。
こちらはレザー(革)ストラップです。

こちらはレザー(革)のブレスレットです。

こちらはレザーブレスへのレーザー加工中の動画。
こちらは、ダヴィンチの革手帳です。

こちらは加工中の動画。
詳細はレーザーワークスまで。
今回のレーザー加工は、携帯電話へのレーザー彫刻です。
携帯電話のデコレーションにはストラップによる飾り付けやスワロフスキーによるデコレーション、シールなどさまざまですが、レーザー加工の場合は、"消えない"・"取れない"、"剥がれない"というメリットがあります。
今回は、いくつかの携帯で試してみました。
携帯のボディは成型色のままのものと塗装がされているものがありますが、成型色のものはレーザーで彫刻しても色が目立たないことが多いので、後から色を入れるときれいになります。
ドコモ SO902i (レーザー彫刻のみ)
ドコモ NM705i (レーザー彫刻後に色入れ)
ドコモ D705i (レーザー彫刻後に色入れ)
イーモバイル Touch Diamond (レーザー彫刻後に色入れ)
こちらがは、イーモバイル Touch Diamondにレーザー彫刻中の映像
詳細はレーザーワークスまで。
今回のテーマはレーザー加工におけるデザインテクニックについてです。
たしかにレーザー加工機を使うことによって、誰が作っても、品質のバラつきのない同じ商品を作ることができます。
ただし、それは言い換えれば、誰がやっても同じ商品になってしまうということです。
どんなに優れた装置を持っていても、それと同じ装置があれば同じ製品を作ることができます。
では、独自のカラーを出すにはどうすれば良いのか? ということになるのですが、やはり、それは作り手の個性やセンス、デザインのテクニックということになるでしょうか。
作り手の個性やセンスは個人によって異なりますので一概には言えませんが、デザインのテクニックについては習得が可能です。
たとえば、レーザー加工機を使って写真加工(写真の彫刻)をされているほとんどの方は、(仕事柄デザイン関係のお業務に携わっておられる方は例外ですが)、おそらくは下図のように写真をレーザー加工機用にグレー変換されているだけではないかと思われます。
もしくは、少し気の利いた方で、グレー変換後にレベル調整やコントラストの補正を行っておられるぐらいでしょうか。
左が原図、右がグレー変換後。
これをそのままアクリルや石板などに彫刻してしまうと決して悪くはないのですが、そこからもう一歩踏み込んで、少し手を加えるだけでも画像の印象がずいぶん変わってきます。
下図は、画像加工ソフトで少しだけ手を加えたものです。(ほんの一例です。)
左から原図、Adobe® Photoshop、COREL®Photo-Paintを使って手を加えたものです。
そして、これらの画像を単純な四角のアクリル板や既成のプラーク(アクリル楯)に加工するのではなく、装飾枠のデザインを加え、材料自体もアクリル板から自在に切り出すことによって、材料コストを抑えつつも他とは異なる、一風変わった作品に仕立て上げることができます。
こちらが完成品。5mmのアクリル板を切り出し、裏に同じサイズの黒のアクリルを合わせています。
外形の形状は、適当に描いたので少しいびつな形にはなってしまいました・・・が。
当社はお客様のご要望に応じて、レーザー加工機の基礎講習以外にも、コンサルティングという形で、こういったデザインテクニックを提供させていただいています。
詳細はレーザーワークスまで。
今回は、当社ユーザー様の作品(製品)を紹介します。
東京都台東区浅草にあるエムズコレクション様の鉄道模型用ストラクチャキット(フル・レーザーカットによるペーパーモデルキット)です。
MsCollectionホームページ http://www.mscollection.net
製品カタログ(PDF)のダウンロードはこちら。
以下紹介文になります。
今回初めて全面的にレーザーカットを使用した製品で地方で良く見かける火の見やぐらが題材です。
傍のポンプ格納小屋と手押しポンプや庚申塚なども付属します。これら全て紙素材で構成されています。
着色済みの特殊紙を使用のため、組み立て後の塗装も不要です。
11月20日発売予定。キット価格6300円税込。




詳細はレーザーワークスまで。
今回の加工はApple社のiPhoneです。
iPodへのレーザー刻印は、巷でも非常に有名です。当社でもiPod nano、iPod touchへレーザー刻印テストを行いました。
iPodは同じファミリーであるにも関わらず、その本体の作りや塗装は異なります。初代iPod nanoの背面は表面がアルマイト仕上げで、iPod touchはステンレス、iPhoneはプラスチックで出来ています。
今回のiPhoneはプラスチック製なので、とくに苦労もなく加工できました。
レーザーを当てると、黄色っぽいプラスチックの地色が出てきました。
加工時間は18秒です。
黄色の地色のままだと出来栄えがイマイチだったので、後からシルバーの塗料を入れました。

今回は、手元にシルバーの塗料しかなかったため、少し目立ちにくいですが、赤や黒やブルーなど、原色カラーを使えば、もう少し格好良くなる気がします。
詳細はレーザーワークスまで。
今回のレーザー加工は、『鋼鉄へのレーザー刻印』です。
鋼鉄は、一言で言うと焼き入れされて硬くなった鉄ということです。身近なものではハガネやゼンマイがあります。
鉄が炭素と結合しているため、非常に硬いです。
今回は、熱さが1mm以下のものにかなり強めのレーザーを当てて加工していますが、同じ厚みのステンレスだと熱で歪んでしまうのに、今回はびくともしませんでした。
加工にはお馴染みの高密度レンズとシングルストロークフォントを使いました。
ちなみに、シングルストロークフォントがバージョンアップされて、現行バージョンでは円周上・円弧上に文字を配置することができました。
材料の位置決めをするための冶具をコピー用紙で作りました。
こちらが加工中の映像
こちらが仕上がったものです。2種類の鋼板だったのですが、それぞれ焼き入れ具合が異なるようで、出来栄えには差が出ました。
画像では見づらいのですが、マーキングというよりは刻印という感じの仕上がりになっています。
詳細はレーザーワークスまで。
今回の当社レーザー加工機ユーザー様は、京都大学 人間・環境学研究科 酒井准教授です。
もちろん国立大学である京都大学なので、商用使途ではありません。
酒井准教授が取り組まれている、さまざまな研究の中のひとつで、"都市は暑いのに、なぜ山は涼しいか?"
という発想から作り出されたのが『フラクタル日よけ』(特願2007-034413)です。
実際のフラクタル日よけは京都の複合ショッピング施設「新風館」に試験設置されております。
ちなみに、レーザー加工機は研究の一環としてフラクタルの構造モデルを作られるために導入していただきました。
こちらは、そのモデルでフラクタル日よけとは形が違いますが、フラクタルの構造分析のために、キャンパス内の樹木をスキャンして、そのデータをもとに作られたものです。
まるで脳のMRI画像を見ているようですが、構造的には、アクリル板にスキャンした画像をレーザーマーキングし、それを重ね合わせています。
写真ではわかりづらいですが、実物を見ると3D画像に見えます。
巷には、クリスタルの中に立体を形成するレーザーもありますが、この方法を使うと、擬似的な立体を作ることができそうです。
アクリルを重ね合わせて出来上がったものに、下から光を当てることによって、このように像が浮かび上がります。
このテクニックは、商用でも十分に通用しそうです。
ガラスよりも透明度の高いアクリルならではの特性です。
こちらは別の樹木をスキャンしてつくられたモデルです。
斜めから見ると、構造がよくわかります。
真横から見ると、像がなくなります。
フラクタルについての理論は、私にはわかりかねますが、いずれにしても、地球にやさしい研究をされているということです。
詳細はレーザーワークスまで。
バーサレーザーを使えば、レリーフ加工(レリーフ彫刻)・・・いわゆる『浮き彫り』を行うことができます。
浮き彫りの用途として真っ先に思い浮かぶのは木彫看板です。
以前は職人さんによる手彫りが主でしたが、最近は機械式のマシンを使用するところが多いようです。
これを、レーザーでやると、このようになります。
この状態に着色してあげると、木彫看板が出来上がります。これは、文字の中心部が浮き上がっているので、かまぼこ彫りと呼ばれています。
作り方は非常に簡単です。特殊なテクニックと呼ぶほどの内容ではないので、下記に作り方を掲載します。
まず、グラフィックソフト(コーレルドローX4を使っています)で、文字あるいはラインを使って、文字のアウトラインを作成します。
出来上がったオブジェクトに、等高線ツールを使って文字の中心に向かってグラデーションを与えてやります。
この後、ガンマ補正でグラデーションの階調を補正します。
このガンマ補正の階調によって、平たい浮き彫りにするのか、鋭角的な浮き彫りにするかを調整することが可能です。
次に、グラデーションがかかったオブジェクトの背面に黒の背景を加えてデータの完成です。
バーサレーザーのプリンタドライバには、グラデーションの濃淡をレーザーの出力に置き換えるオプションがあります。このオプションを使用してデータをレーザーに転送します。
今回は、加工時間がそれなりに長いので動画はUPしていません。下が加工中です。
そして、これが拡大画像。
ちなみに、この加工方法は、文字を浮き立たせる彫り方ですが、データを白黒反転させて加工すると、いわゆる薬研彫りといって彫刻刀で彫りこんだような彫り方ができます。
詳細はレーザーワークスまで。
今回は、時計の裏蓋(ステンレス)へのレーザー刻印です。
刻印というよりは、マーキングと言ったほうが良いかもしれません。
レーザー刻印(レーザーマーキング)は一般的なプレス刻印等によるエンボス加工とは趣が異なります。
一言にレーザー刻印(レーザーマーキング)と言っても『酸化させる』、『変色させる』、『溶かす』、『剥がす』と素材によって異なります。
今回のような、ステンレスへのマーキングは、『酸化させる』、ということになります。
では、今回の本題である時計の裏蓋へレーザー加工です。
材料は、あらかじめブレスレットの部分が取り外されています。
まず最初に、位置固定用の冶具をアクリル板を使って製作します。(とはいっても、レーザーで丸穴を開けるだけですが)
刻印データは、この冶具を作ったデータを用いることによって、加工位置のズレが生じないようにします。
また、今回の刻印データ=文字の書体は、シングルストロークフォント(単線フォント)を用いました。
理由は、ウィンドウズのtrue type font を使うと、レーザーでの加工時間が長くなり、材料への熱の影響が懸念されたためです。
材料をセットし、フォーカス(焦点距離)を合わせます。もちろん使用するレンズは高密度レンズです。
こちらが、加工中の動画です。加工時間は概ね25秒でした。
今回は、レーザーの出力設定を調整するため、上段の『2008,10,2』と下段の『Happy Birthday』を別々に加工しました。
上段は、照射時間を長め、下段は、上段よりも短めにレーザーをあてています。
今回はテスト用サンプルが1個しかなかったため、いくつかの条件を試すことができませんでしたが、もう少し弱めの出力のほうが綺麗に加工できたかもしれません。
ステンレスへのレーザー刻印の場合、あくまでも見た目の話ですが、レーザーを強く当てると黒っぽくなり、文字線の幅も太くなり、逆に、弱めに当てると文字の線幅は細く、色は茶色っぽくなります。